山田涼介主演ドラマのスタッフ負傷! 反日感情高まる中国でのロケ中に…
(09/19)

尖閣諸島問題が深刻化し、中国各地で反日デモが起こる状況の中、現地で撮影を行っていた日本人ドラマスタッフが負傷していたことがわかった。
『東京スポーツ』が報じている。

事件が起きたのは野田佳彦首相が尖閣を国有化すると発表した翌日、今月12日のこと。
その日スタッフは、今冬放送予定のHey!Say!JUMP・山田涼介(やまだりょうすけ=19)主演ドラマ『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』(日本テレビ系)に参加。
同ドラマは同日クランクインを迎えたばかりで、現場には当然主演の山田も居合わせていた。

ロケは事前に許可を得た上で行われていたが、露天商などが立ち並ぶ街中での撮影だったため見物客が殺到。
周辺の店から「営業妨害だ!」と苦情が出ると、それがその場にいた中国人らの反日感情を煽りたて、「ここは中国だ!日本人は撮影するな!」と騒ぎになった。
中には撮影を妨害する者なども現れ、混乱の中、スタッフの一人が現地メディアのカメラに頭をぶつけて負傷するという事態が起こってしまったのだという。

日本テレビ総合広報部は同誌の取材に対し、
「男性がロケの妨害をしたことは事実です。また別のロケ地においてパパラッチが出演者に接近しようとした際に、日本人スタッフが軽いケガを負ったことも事実です。なお現地では警察への撮影許可ならびに周辺の露天の店主らにも許可をとって、ロケを行っておりました」(引用:東京スポーツ)
とトラブルを認めている。

またドラマ関係者は、
「警備態勢も強化している。向こうのパパラッチは出演者に領土問題を直撃しようと突っ込んでくるから厄介。日本人スタッフが負傷したのも、パパラッチとトラブルになったから。
撮影の大半は香港で行われるが、反日感情が悪化すれば、脚本を手直しして、緊急帰国もあり得る」(同)
と撮影の先行きを懸念。

出演者は撮影時以外の外出を極力控えているとのことだが、現地の緊張感が高まる中、彼らの安全が脅かされる不安は拭いきれない。

様々な事情が絡むとはいえ、この時期に未成年の山田を連れて香港ロケを敢行する必要性があるのか――。
今はただ彼らが無事にクランクアップを迎えられることを祈るのみだ。(高橋)


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