押尾学が苦しい言い逃れ"ホステスが欲しがったのはオレのセックス"
(10/24)

合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反罪に問われた元俳優で無職の、押尾学(31)の初公判が23日、東京地裁で開かれた。

検察側は懲役1年6月を求刑して即日結審。判決は11月2日に言い渡される。

この初公判で押尾は、起訴事実こそ認めたものの、MDMAの用意は死亡した銀座ホステス・田中香織(30=当時)が用意したと主張。責任逃れと責任転嫁に終始した。

押尾は、現場にMDMAを持ってきたのは、田中と明言。違法薬物と知っていたが、「軽いノリで飲んでしまった」と証言。

そこで検察側は具体的な証拠を明示し、押尾を攻撃する。六本木ヒルズのマンションで田中と会う前、押尾が送ったメールだ。

検察官「『来たらすぐいる?』ですね」

被告「『僕自身をいるか?』という意味で、『薬がいるか?』と聞いたのではありません」

検察官「『僕自身』とは陰茎のことですか?」

被告「……はい」

検察官「セックスは『いる』ではなく、『する』とか『やる』とかいうのではないか?」

声が小さく、裁判官から何度も注意される押尾被告。たたみかける検察側に、ますますうつむき加減で口調もしどろもどろに。

しかし、押尾はあくまで「セックス」説を押し通した。

また押尾は、事件以前にも田中がMDMAやコカインを使用したのを見たと強調。

薬物使用に積極的だったのは田中で、自分は従属的、消極的だったという主張を繰り返した。

検察側は被告の言い分を「こじつけの弁解」と斬り捨て、懲役1年6月を求刑。判決は11月2日で"早すぎるのでは?"との声もあるが、捜査当局は田中の死亡の経緯に関しての捜査を進めている。

注目は、押尾の死亡事件での再逮捕にも集まりそうだ。(淺川)


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