ドラマ「おしん」大奥様役、長岡輝子さん死去
(10/20)
女性演出家の草分けで、ドラマ「おしん」の大奥様役で注目された女優の長岡輝子さんが18日、老衰のため死去していたことがわかった。102歳だった。

長岡さんは岩手県盛岡市出身。
東洋英和学院卒業後の昭和2年にフランスに留学し、パリのアトリエ座で3年間学んだ。帰国後、後に夫となる金杉惇郎氏と劇団「テアトル・コメディ」を創設、フランス喜劇の紹介に努めた才女だった。

昭和14年に文学座に入り、欧米現代劇のほか、三島由紀夫、福田恒存らの作品を演出した。46年に文学座退団後は、各地で詩の朗読会を催し、演劇学校などでも教えていたという。

テレビ、映画にも多数出演し、NHKドラマ「おしん」では、おしんの奉公先・加賀屋の大奥様を演じた。
2年ほど前まで詩劇に出演して、故郷の詩人・宮沢賢治の作品朗読を岩手なまりで行っていた。


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