「闇金ｳｼｼﾞﾏくん」山田孝之､「本当に闇金から借りようとした…」その理由とは!?

(09/30)

山田孝之・片瀬那奈らが29日、都内で行われたドラマ「闇金ウシジマくん」(TBS・MBSほか)の制作会見に出席した。

同ドラマは、週刊ビッグコミックスピリッツに連載中漫画のドラマ化作品だ。

違法な金利でお金を貸す闇金業者の丑嶋(山田)が、安易に借金を重ねる多重債務者たちを容赦なく追い込む姿をリアルに描いていくストーリー｡
つまり､主人公が犯罪者ということになる｡

多重債務者たちの生活にスポットを当て、格差問題やワーキングプアなど現代社会の問題も浮き彫りにしていく内容が人気となっている｡

丑嶋を演じた山田は､「丑嶋は、本能のまま動く動物的な人間。人に対しての冷酷さを心がけて芝居しました。お金は最強の兵器だと思っているんです。
お金の強さがどれだけのものか、自分がお金とどれだけ距離をとればいいのかを、このドラマで考えてもらいたいですね」とコメントした｡

役作りのため、なんと実際に闇金業者からお金を借りようとしたという山田｡
「週刊誌に『生活苦か?』と書かれたらまずいんでやめました(笑)」と会場を沸かせた｡

丑嶋が社長を務めるカウカウ・ファイナンスの新入社員・千秋を演じる片瀬は､
「債務者を取り立てに行く姿が激しくて……」と暴力的なシーンの多さに驚いたという｡

原作には登場しないキャラクターである千秋について「もがきながらも闇金で働く千秋の目線で闇金という世界を見ていただければ」とアピールした｡
同ドラマのプロデューサーは制作にあたって､「ウシジマはあくまで犯罪者。視聴者が感情移入しないように気をつけました。だから千秋の目線が必要だったんです」と解説｡

誰もが関わる"お金"にスポットを当てた同作｡
ウシジマが私たちに投げかけてくる問題提起に注目していきたい｡