●ピーター・チャン監督、新会社の目標は「映画界のデパート」(2009/05/20)
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中国で映画『十月圍城』を撮影中の陳可辛(ピーター・チャン)監督が、早くも次作『鐘馗』の構想を明かした。
オール中国ロケを予定しているという『鐘馗』について、チャン監督は「ラブロマンス、文芸作、そしてアクション作など、僕は様々なジャンルの映画を作ってきた。次に挑戦したいのは、唐時代に悪病を追い払う神として信仰されていた“鐘馗”をテーマにした作品。“鐘馗”の伝説は多くのインスピレーションを与えてくれる。僕にとって、中国のスーパーマン的存在だ!」と語り、過去になかったタイプの娯楽ファンタジー作になることを期待させた。
2009年2月に中国で、映画制作会社「人人電影」を設立したばかりのチャン監督。『鐘馗』を含め、1年間で計4本の映画制作を宣言しており、「この新会社は、映画界のデパートを目指したい。一部の人に好まれる専門店ではなく、全ての観客が満足してくれる多くのラインナップを揃えることが目標だ。“人人”が作った映画を、“多くの人々が見てくれるように”という願いを込めて、会社名を決めた」と語った。
手がけた作品は高く評価され、数々の作品で多数の受賞経験を持つチャン監督。中華圏を代表する監督となった今も、映画作りにかける情熱は誰よりも深い。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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