●封殺女優タン・ウェイ、出演シーンカットにコメント(2009/05/07)
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4月19日に行われた、香港版アカデミー賞こと「香港電影金像奨」に、プレゼンテーターとして出席した、中国の女優・湯唯(タン・ウェイ)。ダイジェスト映像を放送した中国国営の中国中央テレビ(CCTV)は、タン・ウェイの出演シーンを全てカットしており、依然続く中国本土での“封殺状態”が波紋を呼んでいます。その件についてタン・ウェイ本人は、「カットされたことには理由があるのだと思います。正直言って残念ではありますが、大イベントに出席できただけでも光栄。本当に嬉しい一日でした」とコメント。冷静な態度で受け止めていたという。
2007年に中国で公開された映画『ラスト、コーション(原題:色,戒)』でヒロイン役を演じ、一躍スターダムに駆け上がったタン・ウェイだったが、過激な性愛シーンや役柄が中国政府に問題視され、女優活動自粛に追い込まれた。1年以上のブランク期間を経て、09年4月に香港映画『月満軒尼詩』で復帰を果たしたばかりだが、中国本土での風当たりはまだまだ強いようだ。
『月満軒尼詩』の撮影を終えた後、両親が待つ北京に戻るというタン・ウェイ。「この作品で相手役をつとめてくれた、張学友(ジャッキー・チュン)さんに心から感謝しています。新人で経験不足の私を、ジャッキーはいろいろ助けてくれました」と感謝の気持ちを伝えた。それを受けてジャッキーは「撮影中タン・ウェイは、シーン毎の感情を上手くコントロール出来ないことがあった。でも、全ての俳優が完璧にできるとは限らない。真面目な性格で才能のある彼女は、経験を積めば素晴らしい女優になると思う」と語り、エールを送った。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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