女子十二楽坊所属事務所:名誉毀損で教授を告訴

●女子十二楽坊所属事務所:名誉毀損で教授を告訴(2004/10/12)

　中央音楽学院の章紅艶･副教授は､地方紙｢今日早報｣のｲﾝﾀﾋﾞｭｰで､女子十二楽坊の『口ﾊﾟｸ演奏行為』に関して､｢ﾌｧﾝに非常に残念な思いをさせる｣とｺﾒﾝﾄした｡章･副教授は､民族音楽学科で琵琶演奏などを教えている｡
　それに対し､女子十二楽坊の所属事務所である北京世紀星〓文化伝播有限公司は､章･副教授及び｢今日早報｣を発行する浙江日報報業集団を名誉毀損で刑事告発した｡｢今日早報｣紙面やｲﾝﾀｰﾈｯﾄ上での謝罪及び賠償金50万元(約650万円)を請求している｡11日付で中国新聞社が伝えた｡(〓は石偏に世の下に木)
　今年8月16日､｢今日早報｣の7面に｢女子十二楽坊､『口ﾊﾟｸ公演？』｣という記事が掲載された｡ｻﾌﾞﾀｲﾄﾙは､｢中央音楽学院教授､｢ﾌｧﾝ痛恨の思い｣｡この記事には､章･副教授をｲﾝﾀﾋﾞｭｰした際のｺﾒﾝﾄ､｢女子十二楽坊は生演奏をしていない｣｢中国芸術の純粋性を突き崩すもの｣｢録音ﾃｰﾌﾟやCDを使用している｣などと書かれていたという｡
｢今日早報｣の記事が発表されて以来､所属事務所は｢ﾌｧﾝを騙すな｣などというｸﾚｰﾑの電話が殺到｡さらに､情報は､新浪網などのﾎﾟｰﾀﾙｻｲﾄからもﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞされ､広範囲に拡大したという｡
　同社は､｢公演はすべて生演奏だ｣と強く主張し､女子十二楽坊の名誉を毀損したとして告訴している｡(編集担当:田村まどか)

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