22歳監督､ｼｮｰﾄﾌｨﾙﾑでﾀﾞﾌﾞﾙ受賞

●22歳監督､ｼｮｰﾄﾌｨﾙﾑでﾀﾞﾌﾞﾙ受賞(2009/04/15)

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先日､香港ｼｮｰﾄﾌｨﾙﾑｺﾝﾃｽﾄが開かれ､22歳の新人映画監督･黄顯揚(ﾎｧﾝ･ｼｴﾝﾔﾝ)がｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘと最優秀ｱｲﾃﾞｱ賞をﾀﾞﾌﾞﾙ受賞した｡ﾎｧﾝ監督の受賞作品『藍子』は来年ﾍﾞﾙﾘﾝ国際映画祭に出品される予定｡
香港知専設計学院でﾃﾚﾋﾞや映画の専門課程を学び､今はﾃﾚﾋﾞ局の編集の仕事をしているﾎｧﾝ･ｼｴﾝﾔﾝ｡鬼才と言われる監督･ｺｰｴﾝ兄弟の作品の大ﾌｧﾝで､彼らのﾃﾞﾋﾞｭｰ作『ﾌﾞﾗｯﾄﾞ･ｼﾝﾌﾟﾙ』が特に好きだというﾎｧﾝ監督の作品『藍子』は漁業を営む生活苦の家庭を描いたﾋｭｰﾏﾝｽﾄｰﾘｰ｡
驚きなのは､この映画がたった4万元(日本円で約60万円)で制作されたということだ｡中学時代､自身のﾃﾞｼﾞｶﾒでｵﾘｼﾞﾅﾙﾑｰﾋﾞｰを撮っていたという彼は､だんだんと映画の魅力にはまっていき､友人と共同制作を企画｡資金を集ったところ約3万元(約45万元)以上が集まり､実現に至ったという｡ﾎｧﾝは｢以前は資金不足のため､出演者にお金を借りることもあった｡｣とほろ苦いｴﾋﾟｿｰﾄﾞを語っていた｡(編集担当:鈴木菜歩)

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