●ジャッキー新作『新宿事件』過激すぎて大陸市場放棄(2009/03/03)
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成龍(ジャッキー・チェン)は25日、主演した新作映画『新宿事件』のキャンペーンで、爾冬陞(イー・トンシン)監督や共演者らと共に、香港で記者会見に出席した。新宿の裏社会で生きる中国人を描いた作品には、日本から渡辺謙や竹中直人も出演した。
映画は、失踪した恋人を探しに新宿にやって来た男(ジャッキー・チェン)が裏社会の抗争に巻き込まれるストーリー。2007年にクランクインし、2億香港ドル(約25億2000万円)の制作費が投じられた。
同作品には暴力シーンや残酷な描写が多く、香港では「2B」指定になった。青少年や児童の鑑賞が制限を受ける。爾監督は、中国大陸向けに表現をソフトにしたバージョンを作ることも考えたが、編集スタッフから「支離滅裂になる」と言われ、大陸市場を諦めた経緯がある。
監督は「ジャッキーには感謝している。彼が出演したおかげで、日本や欧米などの市場にも売り込むことができ、損失を小さく抑えられた」と語った。
新華ネットによれば、同作品は3月の香港国際映画祭で開幕作品として上映され、4月から香港や東南アジア地区で公開される。(編集担当:吉田庸子)
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