『2046』:ﾌﾟﾚﾐｱ上映で2回のﾊﾌﾟﾆﾝｸﾞ発生

●『2046』:ﾌﾟﾚﾐｱ上映で2回のﾊﾌﾟﾆﾝｸﾞ発生 (2004/09/21)

　王家衛(ｳｫﾝ･ｶｰﾜｲ)監督の映画『2046』のﾌﾟﾚﾐｱ上映が20日､上海市で開催された｡北京市､広東(ｶﾝﾄﾝ)省･広州(こうしゅう)市での開催に先駆けて行なわれた今回のﾌﾟﾚﾐｱ上映だったが､2回にわたるﾊﾌﾟﾆﾝｸﾞが発生した｡中国新聞社が伝えた｡
1度目のﾊﾌﾟﾆﾝｸﾞは､19日に行なわれた記者会見上で発生した｡中国大陸及び香港､台湾､世界各国から数百社のﾒﾃﾞｨｱが殺到したため､会場内は大混乱｡前方には､出演者を取り囲むようにｶﾒﾗﾏﾝが押し寄せ､後方の記者からは｢声は聞こえるが､人の姿が見えない｣という大ﾌﾞｰｲﾝｸﾞが巻き起こったという｡
　しかし､主催者側もﾌﾟﾚﾐｱ上映本番ではすべてのｶﾒﾗﾏﾝ､記者の立ち位置を指定｡1時間にわたる現場での記者とのやりとりも順調に進行した｡
　2度目のﾊﾌﾟﾆﾝｸﾞは､梁朝偉(ﾄﾆｰ･ﾚｵﾝ)と王菲(ﾌｪｲ･ｳｫﾝ)が専用車｢2046ｶｰ｣に乗って､市内をﾊﾟﾚｰﾄﾞを開始する際に発生｡大物俳優2人が市内を巡れば､大変なﾊﾟﾆｯｸ状態になると警戒した主催者が最後まで2人の乗車を躊躇｡この不安感が2人にも伝わり別の車でﾊﾟﾚｰﾄﾞの出発地点に向かった2人は､現場に到着した後､しばらくの間､車を下りることを拒否し続けたという｡(編集担当:田村まどか)

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