梅蘭芳』ｼﾞﾘｱﾝのｼｰﾝ削除で監督妻｢申し訳ない｣

●梅蘭芳』ｼﾞﾘｱﾝのｼｰﾝ削除で監督妻｢申し訳ない｣(2008/12/03)

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中国映画の名監督､陳凱歌(ﾁｪﾝ･ｶｲｺｰ)の新作『梅蘭芳』が12月5日から中国本土で公開される｡主演は香港ｽﾀｰの黎明(ﾚｵﾝ･ﾗｲ)と､人気女優の章子怡(ﾁｬﾝ･ﾂｨｲｰ)というだけで話題性があるが､もう1つ､図らずもﾏｽｺﾐの注目を集めたのが香港女優､鐘欣桐(ｼﾞﾘｱﾝ･ﾁｮﾝ､＝写真左)の出演ｼｰﾝが全てｶｯﾄされてしまったことだ｡これについて陳監督の妻で同作のﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰでもある女優の陳紅(ﾁｪﾝ･ﾎﾝ)が｢申し訳なかった｣と胸中を明かした｡27日付華西都市報が伝えた｡
この作品の中で主人公の有名京劇俳優､梅蘭芳の妻役を演じたｼﾞﾘｱﾝは､2008年初め､ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄで撮影したみだらな写真がｲﾝﾀｰﾈｯﾄ上に流出し､社会を大きく騒がせることになった｡流出自体は彼女に非はないが､彼女は一部の香港市民から｢社会の風紀を乱した｣と非難され､芸能活動を自粛｡『梅蘭芳』の製作会社は影響の大きさを考慮し､彼女の出演ｼｰﾝをすべてｶｯﾄすることを決めた｡この件については､梅氏の遺族がｼﾞﾘｱﾝのｼｰﾝのｶｯﾄを求めたとの報道も出ていた｡
ただ､監督側はできる限りｼﾞﾘｱﾝのｼｰﾝのｶｯﾄは避けようと努力してきたという｡ﾁｪﾝ･ﾎﾝは｢ｼﾞﾘｱﾝの表現力はとても素晴らしかったので､私と監督は非常に残念に感じています｡それに､ｼｰﾝがｶｯﾄされたことを私たちから直接電話で伝えられなかったことについても､申し訳なく思っています｡でも､いつか私たちは彼女と再会できるはずです｣と語り､ｼﾞﾘｱﾝを大いに気遣っている様子だった｡

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