●HALCALI:北京・南京で企画イベントに出演(2008/12/02)
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海外で持てはやされている日本のポップカルチャー“CoolJapan”をきっかけに、欧州でのCDリリースやフランス、アメリカでのライブを行ってきた日本のヒップホップユニットHALCALIだが、今回アニメ「NARUTO疾風伝」のエンディングテーマソングであるニューシングル「LongKissGoodBye」をひっさげて訪中、日中平和友好条約締結30周年を記念した両国青少年の相互理解のための企画イベント「J−POPコンサートIN北京/南京」に出演した。
特に南京では国際交流基金日中交流センター運営の「南京ふれあいの場」オープン記念プレイベントも兼ねており、事前に告知も徹底されていたためか両会場共に満員。28日には北京外国語大学千人講堂で1200人、30日は南京文化芸術センター音楽ホールで400人の、日本文化に興味を持つ学生を中心とした中国人観客がHALCALIの50分間のパフォーマンスを楽しんだ。
日頃スタンディングでのライブ鑑賞になじみのない現地中国人観客も、座席のあるホールにも拘わらず頻繁に立ち上がって手拍子などで盛り上がり、日本で12月10日着うた配信予定の「Re:やさしい気持ち」のサビの歌詞「手をつなごう」を、HALCALIの二人が日中両国青少年友好のメッセージとして中国語で歌うと、老若男女問わず隣同士手をつなぎ合い、彼女達の呼びかけにレスポンスを返す一幕もあった。この日中友好のステージのためにわざわざアレンジしたという。カラフルなタイツに鶴の髪飾を施した衣装も、大好評だった。
ライブ後二人は、HALCA(20)「中国語でのMCなど、緊張する要素がたくさんあったのですが、みんなノリのいいリアクションだったので、とても嬉しかったです。」、YUCALI(21)「覚えたての中国語がお客さんに伝わって嬉しかった。「Re:やさしい気持ち」で色んな世代のお客さんが手をつないで一緒に歌ってくれた光景がすごく素敵で感動しました。」と声を弾ませていた。
*ふれあいの場とは:国際交流基金日中交流センターが、将来を見据えた日中両国民間の信頼醸成を目的とする「日中21世紀交流事業」の主要プロジェクトとして。中国国内の地方都市に中国側機関との共同運営、或いは一部経費支援の形で設置している”日本の窓”的センター。「クールジャパン」を伝える音楽CDや図書が充実しており、中国の青少年が日本の”今”を感じてもらえる場所を提供している。2007年4月に成都、5月に長春、そして12月1日に南京で第3号がオープン。(編集担当:松村大介)
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