●『海角七号』大ヒット中の台湾映画を日本上映(2008/09/08)
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台湾で大ヒット中の映画『海角七号』(魏徳聖監督)が5日、千葉市で開催中の「アジア海洋映画祭イン幕張」で上映され、終了後、魏監督と主演の范逸臣(ヴァン)、田中千絵、中孝介(=写真左から順に)が作品について語った。
この作品は台湾映画としては異例の島内40館で上映。8月22日の公開以来、興行成績がぐんぐん伸び、すでに2500万台湾ドル(約8460万円)を突破したという。
音楽を柱に、台湾南部の海辺の町で起こる騒動を映しながら、日本と台湾の時間とボーダーを超えた愛を描き出した作品。若者が都会に出て行ってしまう田舎の町を活気付かせようと組まれたバンドのメンバーが、生意気な小学生から目立ちたがりの老人、尖がった元ミュージシャンまで、バラバラのバックボーンを持つ人々だったことから、このバンドの取りまとめ役を頼まれた日本人女性、友子の苦悩と苦笑の日々が始まるのだった。
主演のヴァンをはじめ、このバンドのメンバーの多くはその道で有名なミュージシャンたちだ。ばりばりの俳優でなく、彼らを起用した理由について魏監督は、「ステージでのパフォーマンスをやってもらうからには、見せ方を知っている本物のミュージシャンが一番。彼らでなければあの雰囲気は出せなかった」と語った。映画のクライマックスとなるバンドの演奏シーンを一番最初に撮影し、その勢いを借りてキャストたちの魅力を引き出していったという。
事実、ど素人の役でも、楽器を持った彼らの表情はいきいきと印象的だ。もちろん、この作品がただのドタバタ音楽映画に終わらず、心の琴線にしっかりと触れるのは、いくつもの愛の物語を絶妙にからめた監督の腕があるからだろう。(編集担当:恩田有紀)
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