『海角七号』日本上映　ﾛｯｸな范逸臣が魅せる

●『海角七号』日本上映　ﾛｯｸな范逸臣が魅せる(2008/09/08)

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台湾で大ﾋｯﾄ中の映画『海角七号』(魏徳聖監督)が5日､千葉市で始まった｢ｱｼﾞｱ海洋映画祭ｲﾝ幕張｣で上映され､終了後､魏監督と主演の范逸臣(ｳﾞｧﾝ､＝写真)､田中千絵､中孝介が作品について語った｡
もともとﾐｭｰｼﾞｼｬﾝのｳﾞｧﾝは､韓国映画『猟奇的な彼女』の中国語版のﾃｰﾏ曲『I　Believe』がﾋｯﾄしたことで､ﾊﾞﾗｰﾄﾞ歌手としての印象が強い｡その彼が今作で演じたのは､台北でﾛｯｸﾐｭｰｼﾞｼｬﾝとして成功する夢に破れ､故郷に帰った男､阿嘉(ｱｶ)だ｡
作品の上映後､会場の観客から｢ｳﾞｧﾝさんはﾊﾞﾗｰﾄﾞのｲﾒｰｼﾞが強いのですが､この作品ではかなりﾛｯｸな感じですね？｣と質問されると､｢もともとはﾊﾞﾝﾄﾞで活動していたので､自分もそういう要素は持っていたんです｣と語った｡
荒っぽくてｽﾈた感じのﾛｯｶｰくずれの男が､次第に日本人女性にひかれ､ぎこちない笑顔を見せていく様子は妙にﾘｱﾙで､観ていて甘酸っぱい気持ちになる｡最近は俳優としても活動の幅を広げている彼の､これからの活躍にも期待したい｡(編集担当:恩田有紀)

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