女子十二楽坊:話題騒然､公演で録音ﾃｰﾌﾟ？

●女子十二楽坊:話題騒然､公演で録音ﾃｰﾌﾟ？(2004/08/24)

　琵琶の演奏家である章紅艶氏が､｢女子十二楽坊の公演は､生演奏ではなく実は録音ﾃｰﾌﾟを使用している｣とﾏｽｺﾐの前で女子十二楽坊を批判したことが､中国全土で反響を呼んでいる｡さらに19日､7月30日に上海大劇院で行われた公演でも､CDを流していたという噂が流され､再び議論が沸き起こっているという｡20日付で中国新聞社が伝えた｡

　この報道を受けて､女子十二楽坊は声明を発表､｢これは､自分たちを陥れるための悪質な嫌がらせ｣として必要に応じて提訴する構えを見せた｡さらに､演奏会で会場に楽器を調達できなかったなどの特殊な状況を除き､すべて観客の前で生演奏を披露してきたと説明｡常に観客に最高のｽﾃｰｼﾞを提供できるよう努めていると書き綴っている｡

　それに対し､章氏は､｢これは､女子十二楽坊という特定の相手に対する批判ではなく､公演中に録音ﾃｰﾌﾟなどを使用するという一つの行為に対するもの｡演奏は一つの創造であり､公演のたびにﾆｭｱﾝｽやﾀｲﾐﾝｸﾞが微妙に異なる｡1度録音をしたものを､数回の公演で使い回しにするやり方は､芸術の道に反れている｣と説明している｡(編集担当:田村まどか)

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