｢無駄口王｣香港芸人の五輪放送が大不評

●｢無駄口王｣香港芸人の五輪放送が大不評(2008/08/22)

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香港では､北京五輪の放送を無線電視(TVB)と亜洲電視(ATV)の両局が行っている｡TVBはﾍﾞﾃﾗﾝﾀﾚﾝﾄの陳百祥(ﾅｯﾄ･ﾁｬﾝ)､李克勤(ﾊｯｹﾝ･ﾘｰ)＝写真(左)＝､鄭裕玲(ﾄﾞｩﾄﾞｩ･ﾁｪﾝ)､若手人気俳優の方力申(ｱﾚｯｸｽ･ﾌｫﾝ)＝写真(右)＝､ATVは俳優や脚本家として活躍する谷徳昭(ｳﾞｨﾝｾﾝﾄ･ｺｯｸ)といった芸能人を起用した放送を試みているが､あまり評判はよくない｡特にﾅｯﾄは“無駄口王”､ﾊｯｹﾝは“恥さらし王”と言われ､視聴者に不評だ｡
中国代表の活躍で視聴率が42％を記録するなど数字はいいTVBだが､ｽﾎﾟｰﾂの専門家ではない彼らがｺﾒﾝﾄするため､放送内容が幼稚だという声が挙がっている｡
一方､ｱﾚｯｸｽは評価がうなぎ登りだ｡もともとｼﾄﾞﾆｰ五輪の水泳香港代表ということで､ｱｽﾘｰﾄとしての専門的な知識を生かしたｺﾒﾝﾄをしており､次回のｵﾘﾝﾋﾟｯｸではﾒｲﾝ司会者になるのでは､との観測もある｡
ちなみにﾊﾞｽｹｯﾄﾎﾞｰﾙ中国対米国の試合は両局とも放送し､視聴率は合わせて56％を記録したが､この放送について行った｢司会として最もふさわしくないのは誰か｣という調査で､｢金ﾒﾀﾞﾙ｣はﾅｯﾄ(不支持率36％)､｢銀ﾒﾀﾞﾙ｣はｳﾞｨﾝｾﾝﾄ､｢同ﾒﾀﾞﾙ｣はﾊｯｹﾝが獲得した｡

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