●ジャッキー追憶「ジェットとは“人目忍ぶ恋仲”だった」(2008/07/11)
(C)サーチナ&CNSPHOTO
ジャッキー・チェンは10日、日本では7月26日に公開される『ドラゴン・キングダム』のプロモーションで、ロブ・ミンコフ監督と東京都内で記者会見を行なった。共演のジェット・リーとの思い出に触れた際、「以前は男と女の関係と同じだった」と話した。ジャッキーとジェットが知り合ったのは約20年前。中国の開放政策も今ほど進んでおらず、香港返還もまだだった。ジェットが大陸から香港に来た際も、あまり知られたくはなかったため、連絡を受けたジャッキーが空港まで車で出迎えに。観光や食事などもジャッキーが案内し、「デート」を楽しんだという。当時、ジャッキーがダウンジャケットを、ジェットは武術用の剣を互いにプレゼントしたことが思い出だ。ふたりの友情は深まり、今では兄弟も同然。会うたびに武術や映画の話に熱が入り、互いに時が経つのを忘れる。ただし、『ドラゴン・キングダム』製作時、撮影の合間にはもっぱらチャリティーのことを話した。ジャッキーによると「自分の第一の仕事は映画。でも、それ以外はチャリティーに全力」。ジェットは2004年に滞在先のモルディブで、スマトラ沖大地震の津波に遭遇したことで、人生観が変わったようだという。ジャッキーの人なつこい陽気な笑顔は消え、「人はその経験で、人生が変わることがある」と、ひとこと。ジャッキーは国連の要請などもあり、チャリティー目的でカンボジアや東チモールなど各地を東奔西走している。自らの体験がその一瞬、心の中で重なりあったようだ。ジャッキーは記者会見の冒頭、四川大地震に対する日本政府や日本国民の援助に丁重に謝礼。会見の締めくくりでも、改めて感謝の気持ちを述べた。ジャッキー自身は、「自分の力は限られている」と感じることもあるが、困難な状況にある人を「そのうちの、ひとりでも手助けできればよい」と自らに言い聞かせ、心を込めてチャリティーに取り組んでいるという。なお、ジャッキーは今回の来日で、宮城・岩手大地震の被災者のために、150着限定で作られた特製スタジャンと映画で使われたひょうたんを提供。自らがサインして楽天オークションでチャリティ・オークションに出品する。仕事でも人生観でも通じ合う面が多いジェット・リーとの初共演。当初の脚本にはふたりのバトル・シーンがなかったので「それでは一緒に仕事をする意味がない」と、書き直してもらった。ストーリーの構成上、自然な流れの話にするには苦労もあったが、その甲斐はあった。『ドラゴン・キングダム』に、ジャッキー出演の映画のエンディング部分によくあった「お楽しみNGシーン」がないのはなぜ? との質問に対し、ミンコフ監督は「ふたりともすばらしい演技で、NGらしいNGがなかったから」と、ジャッキーとジェットを絶賛。出演者にとっても監督にとっても、「絶対の自信作」に仕上がった。(編集担当:如月隼人)
(C)サーチナ
韓流・華流ニュース[一覧]
サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
Blau