ｺﾝｻｰﾄの聖地香港ｺﾛｼｱﾑ､改装のため一時閉館

●ｺﾝｻｰﾄの聖地香港ｺﾛｼｱﾑ､改装のため一時閉館(2008/06/26)

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中華圏ｱｰﾃｨｽﾄのｺﾝｻｰﾄの聖地｢香港ｺﾛｼｱﾑ｣が､改装のために一時閉館｡2009年のﾘﾆｭｰｱﾙｵｰﾌﾟﾝを目指し､工事が進められている｡1983年にｵｰﾌﾟﾝした香港ｺﾛｼｱﾑは歌手にとって憧れの会場で､25年に渡って多くのｺﾝｻｰﾄが行われてきた｡興行を手がけ“香港ｺﾝｻｰﾄの父”と呼ばれる耀栄娯楽事務所の社長･張耀栄氏は､｢一番印象に残っているのは､2003年11月の梅艶芳(ｱﾆﾀ･ﾑｲ)ｺﾝｻｰﾄ｡体に気をつけるようにと言ったのに､わずか1か月半後に亡くなってしまった｡ｱﾆﾀはｳｪﾃﾞｨﾝｸﾞﾄﾞﾚｽが着たいとよく言っていたので､最後のｽﾃｰｼﾞで着ることができて幸せだったと思う｡彼女は努力家で本当に素晴らしいｽﾀｰだった｡彼女と一緒に頑張った日々が懐かしい｣と亡き歌姫について語った｡また｢歌手たちはｺﾝｻｰﾄを開くことだけに熱中していて､記録更新など話題性を重視していた｡利益は後回しで､この25年で1億香港ﾄﾞﾙ(約15億円)以上は赤字になっていると思う｣とも｡しかし､ｽﾃｰｼﾞで歌う歌手たちの嬉しそうな顔を見ると､満足するとのことだった｡開館以降一度も大規模な改装工事を行っていなかったという､ｺﾛｼｱﾑ｡6月18日の閉館前最後のｺﾝｻｰﾄをつとめた陳慧琳(ｹﾘｰ･ﾁｬﾝ)の結婚宣言と共に､一旦幕を閉じた｡これから急ﾋﾟｯﾁで改装が進み､2009年初春のｵｰﾌﾟﾝが予定されている｡(編集担当:饒波貴子･黄珮君)

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