●ドラゴン・キングダム:J&Jのスピードに圧倒的快感(2008/06/02)
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「あ〜、面白かった」というのが第一印象。場所はドラゴン・キングダムの試写会場。次に脳裏を横切った言葉は「来てよかった、ホントに」。あの成龍(ジャッキー・チェン)と李連杰(ジェット・リー)が共演するのだから、もちろん期待していた。でも映画はとにかく、見てみなきゃ。物語の構成は、オーソドックスだ。孫悟空や白髪魔女など、中国の伝奇小説のオマージュ。如意棒の呪いを解くために4人が旅をする。しかし、役者が違う、スタッフが違う。ジャッキーとジェットを筆頭に女優陣は李冰冰(リー・ビンビン)だ、劉亦菲(リュウ・イーフェイ)だ。監督はロブ・ミンコフ、脚本はジョン・フスコ、アクション監督は袁和平(ユエン・ウーピン)と、「え〜い。持ってけドロボウ!」級の豪華さ。主役のアメリカ人俳優、マイケル・アンガラーノも大力演だったけど、やっぱジャッキーとジェットでしょう。2人のバトルシーンは息をのむスピード感。これだけでも見る価値あり。そうそう、忘れちゃいけないのが李冰冰と劉亦菲。こちらもアクション・シーンがしっかりある。女同士の戦いも、実に気合が入っていてスリリング。もうビンビンに動き回っている。叱られそうだから、先回りして言っておくけど、わざとダシャレかましたんじゃないよ。スクリーン見ていて「お、こりゃビンビンだあ」と思わずつぶやいた。言ってしまってから、「ん? 今の、ダジャレだ」と気がついたけど、素直な感想が大切ということで、そのまんま書いただけ。ホントだってばあ。話がそれたな。もとに戻しましょう。とにかく、この映画を見て感じたのは、きちんと予算を組んで、一流スタッフが一生懸命作れば、良い作品ができるという、当たり前のこと。中国では昔から京劇なんかで、「監督は人だまし、俳優は物狂い。見ている観客はアホウ」などと言うそうですが、頭をカラッポにして映画の世界に浸りこむ楽しみを味あわせていただきました。いやあ快感、快感。なお、ドラゴン・キングダムの前売り鑑賞券は5月31日に開始。ジャッキーとジェットの最強タッグ結成の記念して「金のジャッキー」、「銀のジェット」、「オリジナル“チェンジング”携帯クリーナー付」の前売り券を、それぞれ限定1万枚で販売するそうです。特別の前売りチケットは、「J×J ドリーム・チーム・プロジェクト2008」の第一弾とのこと。7月の日本上陸までに、まだいろいろと盛り上がりそうです。(編集担当:如月隼人)
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