香港ｱｶﾃﾞﾐｰ賞｢金像奨｣男優賞本命はｼﾞｪｯﾄか？

●香港ｱｶﾃﾞﾐｰ賞｢金像奨｣男優賞本命はｼﾞｪｯﾄか？(2008/04/12)

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　　4月13日､｢香港ｱｶﾃﾞﾐｰ賞｣とも呼ばれる｢香港電影金像奨｣の授賞式が行われる｡開催のための資金不足が報道された中人気俳優たちの欠席も目立ち､式典の華やかさが薄れてしまう心配も出てきてしまった｡

　　実行委員会主席の陳嘉上(ｺﾞｰﾄﾞﾝ･ﾁｬﾝ)監督が式典のﾃｰﾏとして提唱したのは､｢ﾒｲﾄﾞｲﾝ香港｣｡そのため､李安(ｱﾝ･ﾘｰ)監督の『ﾗｽﾄ､ｺｰｼｮﾝ(色，戒)』､王家衛(ｳｫﾝ･ｶｰｳｧｲ)監督の『ﾏｲ･ﾌﾞﾙｰﾍﾞﾘｰ･ﾅｲﾂ(藍苺之夜)』､姜文(ﾁｱﾝ･ｳｪﾝ)監督の『太陽照常昇起』など大作がﾉﾐﾈｰﾄ規定から外れた外国作品となり､主要な賞の対象にはなっていない｡

　　良くない話題ばかり目に付く今年の金像奨だが､最も注目を浴びているのは男優賞の行方｡李連杰(ｼﾞｪｯﾄ･ﾘｰ)と劉徳華(ｱﾝﾃﾞｨ･ﾗｳ)が『投名状』でﾉﾐﾈｰﾄされ､昨年の受賞者である劉青雲(ﾗｳ･ﾁﾝﾜﾝ)は『神探』で2年連続の受賞を狙う｡そして実力派のﾍﾞﾃﾗﾝ任達華(ｻｲﾓﾝ･ﾔﾑ)も『跟踪』でﾉﾐﾈｰﾄされている｡ﾌｧﾝの前評判が高いのはｼﾞｪｯﾄとｱﾝﾃﾞｨだが､『投名状』監督の陳可辛(ﾋﾟｰﾀｰ･ﾁｬﾝ)は､｢2人とも素晴らしい演技を見せてくれたけど､個人的にはｼﾞｪｯﾄが受賞する可能性が高いと思っている｣と話している｡

　　女優賞は『おばさんのﾎﾟｽﾄﾓﾀﾞﾝ生活(姨媽的後現代生活)』で主演をつとめた､中国ﾍﾞﾃﾗﾝ女優の斯琴高娃(ｽｰﾁﾝ･ｶﾞｵﾜｰ)が本命視されている｡ｱｼﾞｱを代表する映画の式典として､成功を願いたいところだ｡(編集担当:饒波貴子･黄珮君)

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