●女子十二楽坊プロデューサー、中国で訴訟騒動 (2004/07/29)

 日本で大ブレイク中の女子十二楽坊のプロデューサの王暁京氏及び北京世紀星〓文化伝播有限公司が、知的財産権侵害の疑いで提訴されている。27日付で中国新聞社が伝えた。(〓は石偏に世の下に木)

 原告は、女子十二楽坊が結成される前に王氏の同僚であった張鉄軍氏。張氏によると、張氏を含む3人の同僚は1998年、12人の音楽才女を集めて、中国の民間音楽と西洋音楽を融合させたかつてない音楽の創造を目指した。同年4月には、中国全土に点在する芸術学校から二胡、琵琶、古筝に長けた18歳から25歳までの音楽才女12人を募集したという。

 一方王氏は1999年、張氏の事務所で女子十二楽坊の原型となる「中華女子楽坊」の企画書を発見。その企画内容に興味を持った王氏は、すぐに企画参加の意志表示を行い、その場で企画書を受け取った。しかしその後、王氏は企画書を持ったまま突然姿を消し、1人で女子十二楽坊デビュー計画を進めていたと張氏は主張している。

 こうした経緯に対し、張氏は「王氏は自分の生み出したアイデアを盗用した。これは、著作権の侵害及び企業情報の漏洩に当たる」として王氏を提訴。謝罪と賠償金の支払いを求めている。

 日本でこの知らせを受けた王氏は、「当初の計画では、確かに『中華女子楽坊』という名前を使っており、中国全土から美女を集めて民族楽団を結成する計画も実在した。しかし、その企画書の中に12人という数字は盛り込まれておらず、演奏形式も異なるものだった。『楽坊』という言葉についても調べたところ、商標登録がされていなかったので使った」とコメント。王氏は、関連文書を入手次第、応訴する姿勢を見せている。(編集担当:田村まどか)


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