蘇有朋:梅蘭芳の人生描いた映画の主役に決定

●蘇有朋:梅蘭芳の人生描いた映画の主役に決定(2004/07/29)

　近代中国における京劇俳優の第一人者として知られる梅蘭芳の生誕110周年を記念し､梅蘭芳の一生を描いた映画が製作される｡同映画の梅蘭芳役に､台湾の人気俳優である蘇有朋(ｱﾚｯｸ･ｽｰ)が選ばれた｡26日付で中国新聞社が伝えた｡

　現時点では､同映画は準備段階にあるため､ｱﾚｯｸ･ｽｰの所属事務所は映画の詳細についてｺﾒﾝﾄを控えている｡そのため､｢ｱﾚｯｸ･ｽｰは梅蘭芳を演じることに対して強い意欲を見せている｣と発表するに留まった｡

　業界では､以前､張国栄(ﾚｽﾘｰ･ﾁｬﾝ)が『覇王別姫(邦題:さらば　わが愛)』を演じ大きな成功を収めたことから､同映画への出演が､ｱﾚｯｸ･ｽｰの人気拡大に貢献する可能性が高いと見られている｡

　しかし一方で､ｱﾚｯｸ･ｽｰが梅蘭芳を演じることに対する疑問の声も少なくない｡報道関係者の間では､｢梅蘭芳はすでに多くの人の心の中にｲﾒｰｼﾞが定着した人物｡そのため､ｱﾚｯｸ･ｽｰの演技で梅蘭芳の人生をｶﾊﾞｰするのは難しいだろう｣という意見も出ているという｡(編集担当:田村まどか)

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