｢中国ﾛｯｸの父｣崔健　成都公演でﾁｹｯﾄ売れず

●｢中国ﾛｯｸの父｣崔健　成都公演でﾁｹｯﾄ売れず(2008/04/15)

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　15日付成都商報によれば､大御所ﾐｭｰｼﾞｼｬﾝで｢中国ﾛｯｸの父｣と呼ばれる崔健(ﾂｲ･ｼﾞｪﾝ)が26日に四川省成都で開くｺﾝｻｰﾄのﾁｹｯﾄ販売が苦戦している｡140万元(約2000万円)をﾁｹｯﾄで売り上げないと採算が合わないが､開催まで10日に迫ったこれまでの販売は30万元｡かつて中国の若者たちを熱狂させたﾂｲ･ｼﾞｪﾝももう過去の人､といった声も聞こえる｡

　ﾂｲ･ｼﾞｪﾝは1980年代後半の中国でﾛｯｸをﾋｯﾄさせたｶﾘｽﾏﾐｭｰｼﾞｼｬﾝで､代表曲の｢一無所有｣は89年の天安門事件の頃､学生たちの愛唱歌となった｡2008年1月に北京で過去のﾋｯﾄ曲を聴かせるｺﾝｻｰﾄを開いた際の観客の入りは9割で､ﾁｹｯﾄ販売は好調だった｡

　成都のｺﾝｻｰﾄでﾂｲ･ｼﾞｪﾝは古いﾌｧﾝにはあまり興味が無い新しい曲を披露しようとしていることが､ﾁｹｯﾄ販売不振の原因のひとつと考えられる｡ﾂｲ･ｼﾞｪﾝは｢いつも新しいことに挑戦し続けている自分を見せたい｣と語っていたが､さて､会場はいっぱいの観客で盛り上がるだろうか｡
(編集担当:恩田有紀)

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