｢青少年に悪影響｣でﾎﾗｰDVDの制作･販売禁止

●｢青少年に悪影響｣でﾎﾗｰDVDの制作･販売禁止(2008/02/18)

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中国新聞出版総署は13日､未成年の心身の健康に悪影響を与えるとして､ﾎﾗｰ映画のDVDなどの映像商品の制作､販売を禁止すると発表した｡禁止する作品の定義は｢幽霊や怪物などが登場し､奇異なｽﾄｰﾘｰで見る人に恐怖を感じさせるもの｣とされており､一部の映画ﾌｧﾝからは｢具体的でない｣との指摘も出ている｡15日付で華西都市報が伝えた｡同署は既に06年と07年に全国的な市場調査を行っており､各地方の新聞出版局に対して調査結果を29日までに報告するよう求めている｡これらに基づいて､違反がある制作会社は処罰､小売店には販売を中止させる｡中国当局は07年､中国各地で海賊版が販売され､人気を集めていた日本のｺﾐｯｸ｢ﾃﾞｽﾉｰﾄ｣が青少年に悪影響を与える恐れがあるとして､集中取り締まりを行った｡今回の発表についても制作関係者の間では､政府の許可を受けずに海賊版で出回っているﾎﾗｰ映画のDVDなどの取り締まりを意図したものだとする見方が出ている｡写真は06年8月､香港の映画祭で行われた『ﾃﾞｽﾉｰﾄ』の上映会｡同作品は香港でも日本同様に大ﾋｯﾄした｡(編集担当:恩田有紀)

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