●『ラスト、コーション』アカデミー賞の対象外に(2007/11/16)
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「映画は娯楽」―映画監督の李安(アン・リー)の発言だ。最新作『ラスト、コーション(色・戒)』がアカデミー外国映画賞の対象から外れたことについて、リー監督はこの言葉を残し「これからも作品に相応しい優秀な人材を探しながら、映画を作って行きたい」と語った。
今回『ラスト、コーション』がアカデミー外国語映画賞の対象作にならなかった理由だが、ロケ地は中国で製作は米ハリウッドだったためだという。出品国を限定することが困難だったこの作品は、外国語映画賞のノミネートルールに当てはまらなかった。
リー監督は残念に思いながらも、「映画は娯楽なんだ、と最近考えるようになった。賞のルールはもちろん守らなければいけないと思う。しかし映画は世界中の優秀な人物を集めて作るもので、一つの国の人間だけで作っていくには無理がある。これからも私は製作のスタイルを変えるつもりはないし、そのままの方針で進めていく」と断言した。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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