●ジェイ・チョウ:3年ぶり台北ライブ2万5千人熱狂(2007/11/16)
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台湾のトップアーティスト、周杰倫(ジェイ・チョウ)が10日、台湾の板橋体育場でワールドツアーの皮切りとなるコンサートを行った。台湾では3年ぶりとあって、会場につめかけたファン2万5000人がジェイの多彩なパフォーマンスに熱狂した。
●ロック・テイストで「ド派手」に登場・この日のオープニングを飾ったのはロック・テイストの『黄金甲』。プロモーションビデオと同様、紫色の甲冑(かっちゅう)をイメージしたド派手な衣装で登場すると、会場は瞬く間にヒート・アップ。●ウィルバー・パン、アラン・コーら豪華ゲストと夢の共演・中盤では、南拳媽媽(ナンチュエンママ)の宇豪も登場。ジェイの映画初監督作品『不能説的秘密』のワンシーンを思い起こさせるジェイとの息の合ったピアノ・セッションを披露。『聴媽媽的話(ママの言うことを聞いて)』では潘ウェイ柏(ウィルバー・パン)、『本草綱目』では柯有綸(アラン・コー)が登場。それぞれがラップパートをクールに決め、夢の共演が実現した。(「ウェイ」は王へんに「韋」)●台湾音楽界の重鎮、費玉清との生デュエットが実現・そして前半のクライマックスは『千里之外(遥か彼方)』。台湾音楽界の重鎮、費玉清(フェイ・ユーチン)がステージ正面奥にしつらえられた階段に姿を現しただけで、客席いたる所から大きな歓声。貴重なツーショットのミュージック・シーンが実現し、聴衆は伸びやかなデュエットに酔いしれた。●ラストまでボルテージ全開・後半では『夜的第七章(夜の第七章)』『夜曲(Nocturne)』など重厚でしっとりとしたサウンドで聴かせる。と、アンコールではまさかのサプライズ。ジェイがドラムを叩きながらの登場だ。ラストの『霍元甲』『雙節棍(ヌンチャク)』までボルテージ全開で、会場の熱気冷めやらぬままにエンディングを迎えた。●前回から楽曲一新、渾身の27曲を熱唱・3時間近くに及ぶステージで、27曲を熱唱。全て05年以降に発売したアルバムからの選曲で、2日に発売したばかりの台湾盤『我很忙』からも8曲を披露。前回とは楽曲構成を敢えて一新したところに、今回のステージにかける自信と意気込みが感じられた。結果は大成功。充実したステージにファンも大満足した。●ダンスや楽器演奏、豪華ステージで魅せる・演出上の工夫も「技あり」だった。左右に設けた小さなステージをフルに活用して、意表を突いた場面転換の効果を出す。中国風、英国風など、楽曲に合わせた13着の衣装をチェンジ。この日に向けて練習を重ねたというダンスを鮮やかにこなし、観客の周囲にも設けられた迫り出しのステージを縦横無尽に走り回った。●武道館公演に向けて、日本のファンへメッセージ・コンサート終了後には打ち上げパーティーが開催され、ゲストのウィルバー・パン、南拳媽媽の宇豪、LARA、その他出演者やスタッフらと共にコンサートの成功を祝った。日本のファンにとって待ち遠しいのは、08年2月16日の日本武道館公演だ。日本が大好きだというジェイは「武道館のステージに立つことは日本のアーティストの目標だと聞いています。とても光栄だよ。1人でも多くの日本のファンに来てもらいたい」と今から気合十分だ。また、今回の公演ではドラムと中国の民族楽器「古筝(こそう、=日本の琴と同系統の楽器)」の演奏に挑戦したジェイだが「日本では三味線を演奏したいね」と意欲をみせた。武道館公演でも、才能を余すことなく発揮してくれそうだ。●新アルバム日本盤は11月28日発売・11月28日には日本でも新アルバム『僕はとっても忙しい/我很忙〜JAY CHOU ON THE RUN』が発売される。日本公演の「予習」のためにも是非聞いておきたい1枚だ。(全曲北京語読み仮名付き)【サーチナ・巖本雅子】


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