●映画『ラスト、コーション』、上海で公開(2007/11/06)
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10月31日、映画『ラスト、コーション(色・戒)』のプレミア上映が上海で開催された。プレミアには監督の李安(アン・リー)、主演の湯唯(タン・ウェイ)と王力宏(ワン・リーホン)が出席。「上海で撮影したこの映画が、里帰りできて嬉しい」とリー監督が感慨深げに語った。
中華圏や米国や英国など、公開後各国で物議をかもしだしているこの作品。中国でも観客の期待は高まり、プレミア会場には多くの人々が駆けつけた。リー監督は入場2時間待ちという状況を見守りながら、「30年代の上海の再現は本当に難しかった。でも、撮影してよかったと心から思っている。上海は映画の伝統があふれる都市で、応援してくれる映画人が多い。この作品も、撮影中はたくさんの上海の方たちに手伝ってもらいました」と感謝のことばを述べた。
グレーのロングドレスを身にまとったタン・ウェイはしとやかな美しさを見せ、「やっと上海に戻ってきました。私は杭州出身なので、上海も故郷のように思っていて大好きです。そしてこの作品を撮影した上海は、私にとって新しい人生のスタート地点になりました。自分の出演作が上映されることを光栄に思います」と地元・中国のファンに笑顔を向けていた。
また、多くの歓声があがりファンの人気を集めたワン・リーホンは、白いスーツでびしっときめて登場。「僕のことを応援してくれる方がこんなにたくさん上海にいるなんて、本当に嬉しい。みなさんがこの作品を気に入ってくださいますように」と語った。現在、上海での入場券が売り切れになっているというこの『ラスト、コーション』。ロケ地・上海でも爆発的ヒットが見込めそうだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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