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趙薇(ｳﾞｨｯｷｰ･ﾁｬｵ)と本木雅弘が主演した日中合作映画『夜の上海』(張一白監督)の日本公開が9月末から始まった｡主演の2人のほかにも竹中直人､塚本高史に台湾の郭品超(ﾃﾞｨﾗﾝ･ｸｫ)､香港の李燦森(ｻﾑ･ﾘｰ)など､華やかなｷｬｽﾄが登場し､ﾈｵﾝ麗しい夜の上海で巻き起こるﾛﾏﾝﾃｨｯｸ･ﾗﾌﾞｽﾄｰﾘｰだ｡

　　仕事で上海を訪れたﾄｯﾌﾟﾍｱﾒｰｸｱｰﾃｨｽﾄの水島(本木)は､上海の街をひとりで歩いているうち､迷子になってしまう｡ふらふらさまよう水島の背中に､突然､ﾘﾝｼｰ(ｳﾞｨｯｷｰ･ﾁｬｵ)が運転するﾀｸｼｰがぶつかってきた｡予期せぬ出会いに驚きながらも､いつしか心を通わせていく2人……｡

　　ｳﾞｨｯｷｰが演じるﾘﾝｼｰは､無邪気で破天荒な女の子｡一人の男性を一途に思い続ける健気な一面があるかと思えば､｢大人の女性｣になってみたり､ｺﾛｺﾛ変わる表情が印象的だ｡ｺﾐｶﾙな役どころで新境地を開いた本木との絡みはﾄﾞｷﾄﾞｷ感がいっぱい｡舞台となった上海のﾛﾏﾝﾁｯｸな夜景も見どころで､｢旅したい!｣という気分にさせてくれる作品だ｡

　　『夜の上海』は東京･渋谷Q−AXｼﾈﾏ､大阪･なんばﾊﾟｰｸｽｼﾈﾏなどで上映中｡(編集担当:巖本雅子･恩田有紀)

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