香港映画の三大巨匠作品『鐵三角』が中国で公開

●香港映画の三大巨匠作品『鐵三角』が中国で公開 (2007/10/16)

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9月30日､香港映画界の三大巨匠､徐克(ﾂｲ･ﾊｰｸ)､林嶺東(ﾘﾝｺﾞ･ﾗﾑ)､杜〓峰(ｼﾞｮﾆｰ･ﾄｰ)の共同作品『鐵三角　TRIANGLE』が､中国で公開された｡30日午後にはﾄｰ監督と主演の古天楽(ﾙｲｽ･ｸｰ)が広州を訪ねｲﾍﾞﾝﾄに出席､映画を宣伝した｡(〓は王へんに其)

　　三人の監督が3分の1ずつ撮影を担当する､という面白い試みに映画ﾌｧﾝは注目しているが､｢このｱｲﾃﾞｨｱはﾂｲ･ﾊｰｸから出たもの｡彼は先にﾘﾝｺﾞ･ﾗﾑと話し合って､ほぼ決定段階になった頃に僕を誘ってきた｣と話したﾄｰ監督｡

　　｢香港の有名監督と言われるのは､ﾌﾟﾚｯｼｬｰだ｡景気が悪く､また2002年から03年の新型肺炎SARS問題で､香港人は団結心を失ってしまった｡この映画が団結心を取り戻すきっかけになってくれれば､と思っている｡みんなで力を合わせたら大きなことが出来るんだ､と感じてほしい｣と話していた｡

　　また､『ｴﾚｸｼｮﾝ(黒社会)』『Exiled放･逐』など裏社会を描いた作品を撮り続けるﾄｰ監督だが､｢監督として守るべき一線を持っている｡その線は絶対に越えたくないが､創作意識とのﾊﾞﾗﾝｽや社会への影響をｺﾝﾄﾛｰﾙすることが難しい｡強い影響力を与えるからこそ､強い責任感も持たなければならない｣と語った｡

　　ﾄ―監督作品に欠かせない俳優ﾙｲｽ･ｸｰは､｢監督とは全く逆で､俳優は守らなきゃいけない線などないと思う｡要求されたらどんな役やｼｰﾝでも演じなければならないから｣と語り､｢だけど僕は､ﾜｲﾔｰ無しで48階のﾋﾞﾙから飛び降りろ､と言われたら断ると思うよ｣と笑わせていた｡(編集担当:饒波貴子･黄珮君)

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