●ベネチア映画祭:『ラスト、コーション』に金獅子賞(2007/09/11)
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 第64回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門の結果が8日発表され、台湾出身の李安(アン・リー=写真右)監督の『ラスト、コーション(原題:色・戒)』が、最高賞の金獅子賞を受賞した。9日付で中国新聞社が伝えた。

 アン・リー監督は05年にも『ブロークバック・マウンテン』で同賞を受賞しており、2年ぶり2度目となる。

 作品は8月29日、同映画祭で初めて上映された。過激な性描写に、訪れた各メディアは騒然。米映画協会(MPAA)から17歳以下の観客を制限する「NC−17」に指定されたことでも話題となった。

 今回の審査委員長を務めたのは、同じ中華圏の張芸謀(チャン・イーモウ)監督。また、06年の金獅子賞は中国の賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の『長江哀歌(エレジー)』で、記者からは中国映画を優遇しているのではないかとブーイングが起こった。

 チャン・イーモウ監督は記者会見で「『色・戒』は最も美しく、完璧な映画だった」とコメント。3年連続で中国語映画が最高賞を受賞したことに喜びを表した。

 写真は作品の撮影風景。
(編集担当:巖本雅子)
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