●ビビアン・スー:「顔面まひ」契機に日本復帰望む声(2007/09/03)
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 台湾の人気タレント、徐若〓(ビビアン・スー、=写真)の「顔面まひ」が14日に報じられて以降、各現地メディアは「デマだ」、「やはり本当だ」などとさまざまな憶測を書きたてている。日本でもこのニュースは大きく報じられ、これを契機に各メディアやインターネット上などで彼女の「日本復帰」を求める声が出ている。(〓は王へんに宣)

 台湾の聯合報は先ごろ、ビビアンが上海で韓中共同制作のドラマ『恋愛兵法』の撮影中、頚椎(けいつい)のけがにより顔面神経がまひし、治療のため急きょ台湾に帰国したと伝えた。その後、各メディアはうわさを否定する「証拠写真」や、「やはりまひしていた痕跡があり、まだ治っていないようだ」などとする記事と帰国中のプライベート写真を掲載。18日に撮影に復帰した後も、「顔面まひの治療に使用する薬剤を多量に投与しすぎて顔の右半分が硬直している」などと写真つきで報じるなど、しばらくの間、マスコミの恰好の標的となった。

 日本ではこの報道をきっかけとして、各メディアやインターネットの掲示板などが久々にビビアンの話題で賑わった。日本のファンは一様に、彼女が現在は台湾で「女優」として活動していることに驚きを示しているようだ。さらに「日本でまだやれる」「戻ってきて欲しい」などと彼女の日本復帰を望む声も多く、現在でも根強いファンが多いことをうかがわせた。

 ビビアンは、1995−2001年ごろに日本を拠点に活動。数多くのバラエティ番組出演や、写真集出版などで一躍人気タレントとなった。02年には人気絶頂の中、突如母国の台湾に帰国。以降、台湾や中国大陸などの中華圏を中心に、歌手、女優として活動している。作詞家としても台湾のトップスターの周杰倫(ジェイ・チョウ)やF4の呉建豪(ヴァネス・ウー)らに作品を提供している。

 また07年7月には、世界的に著名なワーナーグループの芸能プロダクション「華誼兄弟」およびレコード会社「華納音楽」と契約。華納音楽の公式サイトによると、日本と韓国のグループ企業もマネージメントをサポートし、今後海外での活動の幅を広げていくという。現在彼女は「韓国進出」に積極的で、韓国語を勉強中。08年には現地でCDを発売する予定だ。

 さらにビビアンは07年2月には米国での留学も経験し、世界的な活動を視野に入れているとも言われる。

 写真は07年8月15日、台湾で撮影。
【サーチナ・巖本雅子】
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