●チャン・ツィイー『女帝[エンペラー]』ついに日本公開 (2007/06/04)
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 章子怡(チャン・ツィイー)が復讐(ふくしゅう)に燃える美しき王妃を演じた映画『女帝[エンペラー]』(原題:夜宴、馮小剛監督)が6月2日、ついに日本公開となる。05年の制作発表時から「中国を代表する女優たちとスタッフの夢の競演」として注目を集めてきた作品だ。

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 時は今から1000年前の五代十国時代。皇帝の弟リー(グォ・ヨウ)が兄を殺して新帝に即位し、皇太子(ダニエル・ウー)をも抹殺しようとしていた。皇帝を殺された王妃ワン(チャン・ツィイー)は、ひそかに想いを寄せていた義理の息子である皇太子を守るため、新帝リーとの結婚に同意する。

 憎き男に抱かれながらも、魂は復讐の神に捧げる王妃。彼女への欲望におぼれながら、皇太子暗殺を企てる新帝。争いを憎みながら、父の仇(あだ)を討つ決意をする皇太子。

 ついに、時は満ちた。国を挙げての盛大な夜宴の席で、一つの盃に毒が盛られる。果たして盃は誰の手に――?

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 キャストは「アジアを代表する女優」に成長したチャン・ツィイーのほか、中国の実力派俳優、グォ・ヨウ、若手人気俳優のダニエル・ウー、そして中国映画の未来を担うと期待されているジョウ・シュンなど、豪華。

 アクション監督に大御所の袁和平(ユエン・ウーピン)、美術・衣装と音楽にはそれぞれ『グリーン・デスティニー』でアカデミー賞を受賞した葉錦添(ティム・イップ)、譚盾(タン・ドゥン)を配し、艶やかな世界を創り上げた。更に日本公開版のイメージソングは松任谷由実が担当している。

 『女帝[エンペラー]』は6月2日(土)から、有楽座他、全国東宝洋画系にて公開。
【サーチナ・恩田有紀】


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