●周潤発:映画降板理由めぐり“赤恥”の戦い (2007/04/19)
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香港の有名監督、呉宇森(ジョン・ウー)が製作を進めている映画『赤壁(Battle of Red Cliff)』で主演を務めるはずだった香港人俳優の周潤発(チョウ・ユンファ、=写真)が降板することが決まった。しかし、その理由をめぐってユンファ側と製作側の主張が食い違っており、これを中華圏のマスコミが大きく報道。作品は思わぬ形で注目を浴びてしまっている。中国新聞社が伝えた。
降板理由については当初、ユンファが高額の出演料と数々の厳しい条件を要求したことが原因と伝えられたが、ユンファ側はこれを否定。「撮影の1週間前になってやっと台本が届けられ、不得意な北京語でのせりふでもあるため、うまく演じる自信がなく、降板する」とのコメントを発表した。
製作側は17日、「ユンファの主張はくだらない」と真っ向から否定した上、台本を届けるのが遅くなったのは確かだが、早い時期に初稿は見せていた」とし、降板の理由は契約上の問題だと主張した。
同作品では3月、出演を予定していた香港人俳優の梁朝偉(トニー・レオン)も降板が決まり、代わりに金城武が出演することに。降板理由はやはり、出演料が折り合わなかったことと伝えられた。
ハリウッドで活躍してきた呉宇森がアジアのスターを集めて製作するということで前評判が高い作品なだけに、製作側としてはこれ以上の泥仕合は避けたいところ。出資者の中国電影集団は「様々な騒動があったが、この災いが福に転じるよう、呉監督を変わらず応援する」との声明を発表し、事態の収拾を働きかけている
(編集担当:恩田有紀)
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