●ジャッキー・チェン:ユニセフ親善大使の活動報告(2004/05/11)
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国連児童基金(ユニセフ)は10日、メディアに向けてその活動を紹介するため香港で記者発表会を行った。中国新聞社が伝えた。
4月26日にユニセフと国連エイズ合同計画(UNAIDS)の親善大使に任命されたばかりの成龍(ジャッキー・チェン)も出席し、ユニセフの代表者らとともに活動紹介を行った。
ジャッキーー・チェンは、4月末にエイズ感染の実態などの視察のためカンボジアを訪問した時のもようなどを紹介。地雷の被害に遭った児童の歩行訓練やエイズに感染している児童などを視察したことに触れ、この訪問に強い衝撃を受け、香港に戻ってからも眠れない日が続いたと話した。
数々の映画で激しいアクションシーンをこなし、「スーパーマン」などの呼び名を持つジャッキー・チェン。小学校を訪れ、6人の児童のうち7人は何らかの地雷の被害を受けて手や足を切断していたという。彼らとの交流について説明した後、ジャッキーは大きくため息をついた。「もし本当に自分がスーパーマンだったらどんなに良かったか。空から見下ろして地雷を見つけたら、子どもが踏む前に助けてやりたい。水か必要なら、すぐに取ってきてやることができるのに」
また、カンボジアの現状に心を痛めた英国やフランスのボランティアが、長期間現地に滞在して活動を行っていることに触れ、本当に素晴らしい行動だと絶賛。「ごく普通の人が偉大なことをする、というのが本当の『偉人』だと思う」と述べた。(編集担当:石井一三)
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