●【今日は何の日?】1992年:『秋菊の物語』初公開(2006/08/31)
1992年8月31日、張芸謀(チャン・イーモウ)監督作品の映画『秋菊の物語(原題:秋菊打官司)』が北京市内の人民大会堂において、共産党幹部や映画関係者らの見守る中、初めて上映された。
『秋菊の物語』は夫の股間を蹴ってケガを負わせた村長を謝らせようと、鞏俐(コン・リー)が演じる秋菊が身重の体で奮闘し、ついに訴訟を起こすという物語。本物の村人も出演するなど、現代の農村の風景と変化をドキュメンタリー・タッチで描いたコメディで、張監督の初めての現代劇でもある。
『秋菊の物語』は、第49回ベネチア国際映画祭で中国映画として初めて「金獅子賞」(グランプリ)を受賞した。またコン・リーは主演女優賞を受賞している。張監督は第56回ベネチア国際映画祭でも『あの子を探して(原題:一个都不能少)』で金獅子賞を受賞している。
(編集担当:梅本可奈子・如月隼人)
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