●台湾金曲奨報告!「蔡健雅が王力宏にキス」の真相(2006/06/28)
(C)サーチナ&CNSPHOTO

 台湾音楽界最大のイベント「金曲奨」の第17回授賞式典が10日、台北小巨蛋で開催された。日本よりも一足早く入梅していた台湾では雨も心配されたが、当日はファンや出場者たちの熱い想いが通じ、天も味方してくれたようだ。

 夕方5時をまわると「レッドカーペット」にこの日の主役たちが姿を現しはじめた。トップは、司会の陶晶瑩(タオズ)と、出産を終え芸能界復帰を果たしたばかりの小Sこと徐熙〓。2人に続いて、南拳媽媽やS.H.E、戴佩■(ペニー・ダイ)、王力宏(ワン・リーホン)など各賞にノミネートされたアーティストたちが続々と登場した。(〓は女へんに弟、■は女へんに尼)

 そんな中、ファンの歓声がひときわ大きかったのは司会者が「松本潤」という名前を読み上げた時。黒いシャツにグレーのスーツで決めた地元でも大人気の嵐メンバー・松潤は地元ファンの熱烈な歓迎に笑顔で応え、たっぷりとファンサービスしていた。

 以前に出演したドラマ『花より男子』が今夏、台湾でも放送されることもあり、今回、松潤はプレゼンターとして訪台。台湾版『花より男子』の『流星花園』で「小優」役を演じた楊丞琳(レイニー・ヤン)と登壇。「一番可愛いコンビ」と大好評だった。

 そしてもう1組、会場を大興奮させたのが、F4の呉建豪(ヴァネス・ウー)と韓国のKANGTAによるアジア最強のコンビ「KANGTA&VANNESS(=写真)」。2人は授賞セレモニーの合間のステージで新曲を披露。ファンを熱狂の渦に巻き込んだ。

 今回、金曲奨の最大の目玉である「最優秀国語歌手賞」を受賞したのは、リーホンとシンガポール出身の実力派歌手、蔡健雅(ターニャ・チュア)。リーホンは去年の授賞式で受賞者の名前を聞き間違えて登壇するという「恥ずかしい経験」をしてしまっただけに、今回の受賞は格別な想いがあったようだ。

 レッドカーペットでは緊張からか少しこわばった表情を見せていたが、「舞台では2度目の正直(?)」の受賞に思わずガッツポーズ。興奮を隠し切れない様子だった。

 一方のターニャも「泣きたいくらいうれしい!」と感極まった様子。終始笑顔が消えることはなかった。同じくシンガポール出身で友人でもある孫燕姿(ステファニー・スン)が祝福のキスを贈ると、ターニャはその勢いでリーホンの頬にも熱いキスをプレゼントした。

 金曲奨と言えば、授賞セレモニーの合間に行われるパフォーマンスも見所の一つ。「KANGTA&VANNESS」の他、香港四天王の張学友(ジャッキー・チュン)やステファニー、そして周杰倫(ジェイ・チョウ)との破局が伝えられた侯佩岑(パティ・ホウ)のノリノリダンスも。そして大御所、張恵妹(アーメイ)も先住民族の衣装を身にまとい豪快なダンスを披露した。

 今回の金曲奨、男女ともに強豪揃いの中、今をときめくリーホンとターニャがその栄光を手にしたわけだが、最優秀年度歌曲賞と最優秀作詞賞を受賞し、最優秀国語歌手賞にもノミネートされていたフォークソングの父、胡徳夫がリーホンと抱き合い祝福。また、ターニャを影から支えてきた母親が常に彼女に付き添い、関係者とともに喜びを分かち合うなど、音楽が世代を超えて人をつなぐことを教えてくれるような温かいシーンが多く見られたのも印象的だった。(Text by 氷柱/Photo by 麦山潤一郎)
(C)サーチナ


韓流・華流ニュース[一覧]

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau