馮徳倫(ｽﾃｨｰﾌﾞﾝ･ﾌｫﾝ)

●馮徳倫(ｽﾃｨｰﾌﾞﾝ･ﾌｫﾝ)(2006/05/22)

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1974年8月､香港生まれ｡現在も香港をﾍﾞｰｽにﾐｭｰｼﾞｼｬﾝ､ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰとして活躍している雷頌徳(ﾏｰｸ･ﾛｲ)とのﾕﾆｯﾄ｢Dry｣で1997年､CDﾃﾞﾋﾞｭｰした｡ﾛｯｸﾃｲｽﾄの音楽が少なかった当時の香港で､軽めではあるが芯の強さを感じさせる彼らの音は衝撃をもって受け入れられ､ﾋｯﾄを飛ばした｡99年に解散以降は主に俳優･監督として活動している｡

　　俳優ﾃﾞﾋﾞｭｰ作は1995年､許鞍華(ｱﾝ･ﾎｲ)監督の『女人､四十』｡98年の『美少年之恋(邦題:美少年の恋)』では同じ男性の呉彦祖(ﾀﾞﾆｴﾙ･ｳｰ)と切ない恋の物語を演じて大きな話題を呼んだ｡

　　『特警新人類(邦題:ｼﾞｪﾈｯｸｽ･ｺｯﾌﾟ』(99年)では謝霆鋒(ﾆｺﾗｽ･ﾂｪｰ)､ﾀﾞﾆｴﾙ･ｳｰと､『拳神KEN－SHIN』(01年)では王力宏(ﾜﾝ･ﾘｰﾎﾝ)とも共演｡香港を代表する二枚目俳優として映画界での存在感が大きくなった｡

　　最近は映画監督としても評価が高い｡ｺﾒﾃﾞｨｱｸｼｮﾝの『精武家庭(邦題:ﾄﾞﾗｺﾞﾝ･ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ)』は05年香港国際映画祭のｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞ作品として上映されたほか､06年香港電影金像奨の｢最優秀新人監督賞｣にもﾉﾐﾈｰﾄされた｡同作は06年初夏の日本公開が決まっている｡(編集担当:恩田有紀)

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