香港金像奨:大陸との合作強化で｢華流の逆襲｣へ

●香港金像奨:大陸との合作強化で｢華流の逆襲｣へ(2006/04/12)

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第25回目となる香港電影金像奨の授賞式典が8日､香港ｺﾛｼｱﾑで開催された｡昨年は中国大陸で映画が誕生して100年という節目の年でもあったことから､ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾃｰﾀｰとして章子怡(ﾁｬﾝ･ﾂｨｲｰ､＝写真)や李氷氷(ﾘｰ･ﾋﾞﾝﾋﾞﾝ)など大陸出身の俳優たちが多く起用され､｢中華人民共和国･香港特別行政区｣としての位置づけを強調し､香港が中国映画100年の歴史の中の立役者だということを印象付ける演出が随所にみられた｡

　　会場前のﾚｯﾄﾞｶｰﾍﾟｯﾄならぬ｢ﾌﾞﾙｰｶｰﾍﾟｯﾄ｣には星のﾏｰｸが敷き詰められ､香港､中国大陸､台湾などの映画関係者が報道陣の広東語､北京語によるｲﾝﾀﾋﾞｭｰに器用に答えながら､会場入りしていった｡

　　香港でも日本と同様､｢韓流｣の勢いは続いているが､今後は大中華圏を意識した中国大陸との合作がさらに進み､普遍的なものになっていくだろう｡｢香港人俳優は北京語が苦手｣というﾚｯﾃﾙもそう遠くない将来､彼らの努力によってはがされそうな予感｡巨大市場を背景に､｢華流の逆襲｣が本格的に始まりそうだ｡(編集担当:恩田有紀)

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