●『SAYURI』中国大陸での上映禁止、台湾ではヒット(2006/01/24)
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章子怡(チャン・ツィイー=写真)主演のハリウッド映画『SAYURI』が、中国広播電影電視総局からの許可が下りず、2月の公開が急遽取りやめになったことが分かった。『SAYURI』は2月10日に公開予定だった。都市部に暮らす若者の複雑な思いを描いた映画『阿司匹林』は審査を通過しており、バレンタインデーに合わせて上映されることが決定している。
『SAYURI』の中国大陸での上映について、19日の中国経済網は「関連部門は、中国人の反日感情が高まるのではないかと懸念している」という意見を紹介した上で、「おそらく中国広播電影電視総局の審査を通過できないだろう」などと報道。「芸妓は日本の伝統的な文化のひとつだが、映画では芸妓の生活が西洋人のイメージにより描かれた部分もあり、事実とかけ離れたシーンもある」などと伝えていた。
一方、16日から『SAYURI』が上映となった台湾では、台北市における最初の週末の興行収入は1100万台湾ドル、台湾全体では2200万台湾ドルにのぼるなど、好調な滑り出しをみせている。
インターネット上では、主人公「さゆり」の幼少時代を演じた大後寿々花の人気がブレイク。「可愛い」「演技が素晴らしい」などとと彼女を絶賛する書き込みが集中しているという。

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