●ジェイ:ジャケ写で完璧なショパンに、新アルバム発売(2006/01/02)
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昨年の夏、映画『頭文字<イニシャル>D THE MOVIE』とベストアルバム『Initial J』で、鮮烈な日本デビューを果たした周杰倫(ジェイ・チョウ)が、日本で2枚目となるアルバム『November’s Chopin/11月的蕭邦』をリリースすることが確定。1月18日にソニー・ミュージックジャパンインターナショナルから発売される。
『11月的蕭邦』は、すでに台湾や香港をはじめ、アジア各国でヒットチャート第1位を獲得。アジアが誇るビッグなミュージシャンに成長したことを裏付ける実績を打ち出した。11月14日には、台湾のアカデミー賞と言われる「第42回台湾電影金馬奨」で、最優秀男性新人賞を受賞した。
クラシックのロマン派を意識したという楽曲「Nocturne/夜曲」をはじめ、「No Way Out/四面楚歌」「Romantic Cell Phone/浪漫手機」のほか、映画『頭文字D』のテーマソング「Drifting/飄移」「All The Way North/一路向北」など12曲を収録。
初回生産限定盤は、CDのほか、「夜曲」「四面楚歌」など4曲のミュージックビデオ、スペシャルインタビューと日本のファンへのメッセージを収録したDVD、卓上カレンダーが付いて3150円。通常盤はCDのみで2940円となっている。
「ピアノの詩人」と称されたショパンは、クラシック出身のジェイにとっては尊敬すべき音楽家。この最新アルバムでは、すべての曲に詩趣あふれるタイトルがつけられており、文学的な息遣いを感じさせる。
このアルバムをロマン派のテイストにあふれた感じに仕上げるため、ジェイは「水の都」と言われるイタリアのベニスをピックアップ。没落した貴族の華麗な城をバックにアルバム用の写真を撮影。20数着の衣装を着まわし、ジャケット写真で「完璧なるショパン」を演じきろうとしたという。
お薦めは、「11月的蕭邦」の全体的なスピリットが反映されたとも言われる「Nocturne/夜曲」。静かなギターの音とジェイの切ない歌声を聞けば、誰もがやるせない思いに駆られることだろう。(編集担当:田村まどか・如月隼人)
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