●清楚な中華美人・張静初(チャン・ジンチュ−)が初来日「ファンの歓迎に感激」 (2005/11/13)
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11月5日に開幕した「第5回彩の国さいたま中国映画祭」に、目を疑うような美しい女性が登場。今、中国大陸で期待の新星と言われ、人気急上昇中の張静初(チャン・ジンチュ−)だ。
チャン・ジンチュ−は、今回上映された5作品のうち、雲南省の少数民族である花腰黎族の色鮮やかな龍の舞と婚礼にまつわる風習をめぐるコメディ『花嫁大旋風(原題:花腰新娘)』に出演。ヒロインのおてんば娘、鳳美(フォンメイ)を鮮烈に演じきった。
清楚な美人顔に大人の雰囲気を醸し出す彼女。これから自らが歩んでいく道をしっかりと見据えた言葉の一言一言に、芯の強さを感じる。
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●「花嫁大旋風」の撮影を通して一番印象に残ったことは?
最初から最後まで、私にとってはすべてが勉強でした。撮影を通して、何が一番印象に残ったかをお答えするのはとても難しいですが、やはり「花腰黎族」の人たちの性格だったと思います。とても素朴で明るくて、そんな彼らと一緒に過ごしながら、私の性格も大きく変わりましたね。心の底から何かを思い切り楽しむということは、本当はとても簡単なことのはずなのに、今の人はなかなかできないんですよね。
撮影を経験したことで、自然とイヤな仕事でも、つらいことでも、リラックスしながら前向きな気持ちで自然に向き合うことができるようになりました。
●目標としている女優さんは誰ですか?
特に「この人」という方はいないんです。誰かと全く同じ人になるということはできないでしょう。自分は自分ですから。ただ、どこの国でも地域でも、必ず素晴らしい役者さんはいますよね。だから、「この人」と共演したいという具体的な希望はありませんが、いい脚本に出会って、魅力的な俳優さんや女優さんと共演できればいいなと思います。
●よく「ポスト章子怡(チャン・ツィイー)」と呼ばれますが、どう思いますか?
去年からずっとそう言われています。おそらく、デビュー作品(チャン・ジンチュ−は『孔雀(2004年)』、チャン・ツィイーは『初恋の来た道(原題:我的父親母親)』)がともに、ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞。そして、国際的な映画にも出演したというこれまでの経歴が似ているからでしょうね。もちろんチャン・ツィイーさんはとてもすごい方だと思いますが、さっき言った通り、誰かと全く同じ人になるということはできないんですよ。ただ、彼女のように成功できたらいいなとは思います。
でも、「彼女を超える」とかそういうことを考えたことはありません。デビューしたての頃はみんな「ポスト〜」とか言われることが多いですよね。チャン・ツィイーさんも、「小鞏俐(ポスト「コン・リー」)」と言われていましたし。だからこれからは、「小張静初(ポスト「チャン・ジンチュー」)」という女優さんも出てくるかもしれません。これは、自然な流れだと思います。
私にとって「成功」とは、自分を越えることなんです。今までやってきた役柄とはまた一味違う役を演じる。そうした中で、自分はこんなこともできるんだと、自分の可能性を見出し、広げることができれば、それが「成功」だと言えます。
映画がヒットするか、有名になれるかどうかというのは、天に頼るしかなくて、私一人でどうこう決められることではありません。
●これから日本でどんな活動をしていきたいですか?
実は、まだ具体的なことは決めていないんです。まずは中国ですね。でも、もし、今回のように日本で私が出演した映画が上映されたり、日中合作の作品に出る機会があれば、是非また来たいと思います。
●日本と中国のファンは、どんな所が違いますか?
あまり違いはありませんが、日本のファンの方々はとても親切ですね。それに、節操があるというか、その場にふさわしい振る舞いをしてくれます。中国のファンは、時々興奮のあまり取り乱したり・・・だから、コミュニケーションをとろうという気がなくなってしまうこともあります。
この映画祭では、日本のファンの方が握手のためだけに、長い間並んでくれてとても感動しています! わざわざ時間を割いてくれて、何度も映画を見てくれたり、「今度は家族や恋人を連れて見に行くね」と言ってくれたり。多くの方に応援していただいて、とても幸せです。
●「華流」についてどう思いますか?
とてもいいことだと思います。映画や芸術は、言葉の壁や国境を越えることができるものですから。
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「今回が初来日です!」と笑顔で語る彼女。日本への印象を聞くと、「漢字を見ればだいたい意味も想像できるので、あまり異国にいるような感じはしません」と淡々とコメント。しかし何よりも驚いたのは、日本のファンの「熱烈歓迎」ぶりだったという。
笑顔で質問に答えながらも、一度カメラを向けると、その表情はとたんにプロの「女優」に変わる。「ポスト章子怡」という言い回しが定着している彼女だが、自らの力で中国大陸、そして世界で活躍する実力派女優として、不動の地位を確立していく日も近いだろう。
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張静初(チャン・ジンチュ−)プロフィール
1980年2月2日、福建省生まれ。徐克(ツイ・ハーク)監督の『七剣(セブン・ソード)』に出演し、日本でも人気上昇中。「ポスト章子怡」とも呼ばれ、中国大陸で最も注目される若手女優の一人。
中央戯劇学院監督科を卒業後、女優としての道を歩み始める。デビュー作となった顧長衛(クー・チャンウェイ)監督の『孔雀、2004年』が、05年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。世界的な評価が高まり始めた。
そのほか主な出演作には、『七夜、04年』『芳香之旅、05年』『花嫁新娘(邦題:花嫁大旋風)』など。
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