●王力宏(ワン・リーホン)インタビュー:僕とリャン・ソンと『真昼ノ星空』(2005/11/09)
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中華圏のトップミュージシャンで俳優としても活躍する王力宏(ワン・リーホン)に、主演した日本映画『真昼ノ星空』について聞く、スペシャルインタビューの第2弾。
さてさて、中川陽介監督が「長く心に残る映画を撮りたい」という意気込みのもとに撮影したこの映画で、リーホンが演じた殺し屋・梁嵩(リャン・ソン)とは、いったいどんな男なの?
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●殺し屋の役だけど、実際に人を殺すシーンはない。一見、クールでも、子供みたいに模型造りに熱中したりする。どういう風に役作りしたんですか?
殺し屋を演じるということで、まずは筋肉を付けたりして身体を作りました。あとは、冷静な表情でいこう、と。そういえば、台湾で殺し屋をした後、しばし沖縄の隠れ家でひっそり暮らすリャン・ソンという男は、本当の僕にちょっと似ているところがあるかもしれませんね。アジアで仕事している時の僕と、生まれ故郷のアメリカにいる時の僕。
●特に苦労したシーンはありましたか?
プールで泳ぐシーンは大変でした。特にターンのところがね。僕は泳げるけど、自分流だから。監督は完璧な、美しい泳ぎというものを求めるんですよ。リャン・ソンはなんについてもプロだ、と。リャン・ソンのそういうマインドは好きですね。
●鈴木京香さん演じる由起子に思いを寄せ、ある日、思い切って自宅でのディナーに誘い、自ら腕をふるった豪勢な中華料理をご馳走していますね。料理が得意な役でしたが、実際には?
きっと映画を見てくれた人は、京香さんが食べている表情を見て、美味しそうだな、と思ってくれているんですよね? でも、実はまったく料理はできないんですよ。今回、ゼロから勉強しました。ほんと、ピーナッツバターとか、サンドイッチからね。監督が、中国語も日本語も話せる料理コーディネーターの方を呼んでくれて、いろいろと細かく教えてくれました。
●鈴木京香さんはどんな人でしたか? リャン・ソンはなぜ彼女にひかれたと思います?
鈴木京香さんはとっても自然体で優しい人。僕だけじゃなく、スタッフの皆さんにも友達みたいに接してくれました。女優さんとしては、ストーリーによって大きく演じ方を変えることのできる人で、プロだなぁ、と思います。リャン・ソンは、(毎週決まった曜日にコインランドリーで見かける)彼女のたったひとつの動きを見て、「電気」が走ったんでしょうね。それで彼女を愛するようになった。
●実際のあなたは誰かを好きになったとき、リャン・ソンみたいに行動するタイプですか? それとも心に秘めている?
心に秘めている方が好きかな。でも、本当に秘めているのは難しいよね・・・。リャン・ソンみたいな愛し方って、うらやましいと思います。
●そういえば、リャン・ソンってお金持ちに見えるんですけど、どうして家には洗濯機がなかったんですか?
え? 僕の家もないよ(笑)。普通、家に洗濯機ってあるの?
●じゃあ、実際にもコインランドリーで?
(ちょっと、不思議そうな表情で)うん、そうそう。
●ところで、この映画は殺し屋の休日の話ですが、あなた自身の休日の過ごし方は?
僕がニューヨークに帰った時って、ほんとにリャン・ソンが沖縄にいるときみたいです。1人で部屋で過ごすのも好き。それから1人で映画を見たり、地下鉄に乗ったりもするし、他の人に声をかけたりもね。自分を知らない人と話をして、その人のストーリーを聞くのが楽しいんです。小さい頃は模型も造ったけど、今はやらない。どっちかというと、博物館に行ったり、他のアーティストの作品を鑑賞したり、自分の創造性を刺激してくれるようなことが好きですね。
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『真昼ノ星空』は2006年夏に日本公開予定。沖縄の夏の日差しに透けるリャン・ソンの髪の毛の色や、由起子を見つめる切なげな表情。リーホンをご存知ない方も、思わずうっとりしてしまうシーンが満載の作品です。(聞き手・構成:恩田有紀)
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