●東京国際映画祭:鄭秀文(サミー・チェン)が舞台挨拶で「タノシンデ!」(2005/10/22)
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アジア最大の映画の祭典である「第18回東京国際映画祭」が、22日に開幕。「アジアの風」部門のオープニング作品として、『長恨歌』が上映された。同日行われた舞台挨拶には、主演キャストの鄭秀文(サミー・チェン=中央)と胡軍(フー・ジュン=左)、そして関錦鵬(スタンリー・クワン=右)監督が登場。訪れたファンに熱いメッセージを贈った。
『長恨歌』は、1990年代の中国で最も影響力を持つ小説に選ばれ、数々の文学賞に輝いた王安憶(ワン・アンイー)の原作を映画化したもの。1947年から81年までの上海を生きる美女の栄光と苦悩を描いている。
スタンリー・クワン監督は、この作品について、「中国では有名な小説ですが、日本では見ていない方が多いと思います。でも逆にそれは良いことですね。一度小説を見ると、その印象が残ってしまうので」とコメント。映画の見どころについては、「戦後の上海が劇的な変化を遂げる中で、サミー・チェン演じるチーヤオの心も移り変わっていくところです」などと紹介した。
ヒロイン役のサミー・チェンは、「私が言いたかったことは、監督がすべて言ってしまいました」と語り、カタコトの日本語で「タノシンデクダサイ」と観客に訴えかけた。「サミ〜!」という声援にも笑顔で応えていた。フー・ジュンは、「ぜひ日本の方にも気に入って頂きたいと思います!」とコメントした。(編集担当:田村まどか)
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