●「華流」大追跡:ショーンが語る『ベルベットレイン』(2005/10/08)
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●「華流」スター インタビュースペシャル
香港映画界の若き才能 余文楽(ショーン・ユー)
劉徳華(アンディ・ラウ)と張学友(ジャッキー・チュン)、陳冠希(エディソン・チャン)と余文楽(ショーン・ユー)。香港映画界を代表するベテランと若手の人気俳優2組が激突する、映画『江湖(邦題:ベルベット・レイン)』がついに10月8日、日本で封切られた。
主演のひとり、ショーン・ユーがそのプロモーションのために来日。作品について、自身の今後の活動について、それからちょっぴり、日本の女の子についても語った。精細で生真面目そうな話し方。そして時々みせる、いたずら小僧みたいな瞳。作品中で演じたチンピラ「イック」の鉛のように冷たい表情とは違う、生身のショーンを感じてください。
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『ベルベット・レイン』の脚本を初めて読んだとき、ほんとに素敵だと思いましたね。いつも、脚本をいただいたらじっくり読むたちなんですけど、この作品は一気に読んじゃった。演じる前にプロデューサーの曽志偉(エリック・ツァン)さんと黄精甫(ウォン・ジンポー)監督が、「イック」という男の性格や、どんな感じに演じたらいいかを説明してくれたので、撮影のときには特に大変なこともなく、すんなりと役に入っていくことができました。
監督が言ったのは、この男は「吠えない犬だ」と。普段は吠えないけど、一旦爆発するととても凶暴。内に秘めた力を持っていて、やりたいことがあれば、手段を選ばず突き進んでいくようなヤツです。僕自身もね、極端な性格なんですよ。浮き沈みが激しい。そのあたり、イックと似てますね。50%ぐらいかぶってるかも。
いちばん気に入っているのは、大雨が降る中、僕がマフィアの親分を殺しに行くシーン。映像がキレイで、迫力あります。でもあのシーン、本当にびしょ濡れになってとても寒かったんです。次の日には風邪をひいてしまいました。
原題の『江湖』には「極道の世界」という意味があります。でも僕の中では、終わったら始まる、始まったら今度は終わる、そんな「エンドレスなサイクル」というイメージです。
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黄・監督とはとても仲がいいんですよ。彼は、みんなが考えつかないような作品を創る。映像処理も絶妙ですよね。シーンの作り込み方は、今までの香港の監督とは違うな、と思います。彼は、自分が完璧だと思うまでとことん追求するタイプ。これからますます、活躍してほしいですね。
僕自身が今までたくさんの映画に出てこられたのはとってもラッキーなこと。来年には仕事がなくなってしまっているかもしれないけど(笑)。オファーがある限り、演じ続けますよ。将来的には香港の映画界に貢献できればいいな、と思います。これから演ってみたいのは、ラブストーリー。一生記憶に残るような感動的でクオリティーの高い作品に出演してみたいですね。
映画の中で僕の「兄弟分」のターボを演じたエディソンは、とってもタフな男です。どんな仕事も自分の力でこなしてしまう。賢いし、自分がこれと思ったら人の目を気にしないで突き進むタイプで、俳優としてとても大胆。どんな役でも、必要だと思えば、徹底的に演じる。この映画の中での彼の役って、男前というよりは、ちょっと変わったヤツ、ですよね。それに挑戦していく大胆さを持っています。
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歌手としての活動では、10月18日に東京で「ポップアジア2005」に出演します。それから、来年は北京語のアルバムをリリースしますよ。日本での発売はまだ決まってないんですが、中華圏での反応をみてから、という感じですね。
日本、大好きですよ。食べ物も、遊び場所も、女の子も。食べ物だったらフクオカ・ラーメンとか、シャブシャブとか。「トッテモオイシイネ」。
日本の女の子って個性的で情熱的。ほかの人とのコミュニケーションが上手だね。カワイイ。でも、日本に来てもいつもホテルにカンヅメだから、個人的に知り合うチャンスは今までなかったなぁ(笑)。(聞き手・構成:恩田有紀)
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