●『七剣』ドニー・イェン:キム・ソヨンの顔にカンペ(2005/10/04)
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 香港・徐克(ツイ・ハーク)監督の時代劇アクション映画、『七剣(邦題:セブンソード)』が、10月1日から日本全国で上映されている。映画のPRのため来日したツイ・ハーク監督と、主演の一人でアクション俳優の甄子丹(ドニー・イェン)は、来日記者会見の席で、映画製作にあたってのエピソードを紹介した。
 『セブンソード』の撮影の多くは、天候の変化が極端な新疆(しんきょう)ウイグル自治区で行われた。ツイ・ハーク監督は、新疆での撮影について、「温度が低い上に、空気が薄く、やってはいけないことがたくさんあった。くしゃみをしてはいけないし、走ってもいけない。普段の撮影では考えられないようなことまで注意されて驚いた。特に天山での撮影が大変だった」と厳しい環境下での撮影の過酷さを語った。
 タイトル「セブンソード」の名の通り、映画には7本の剣が登場する。どの剣もブロンズや銅で作られており、リアルで重そうだ。この中でも最もパワフルな剣、「由龍剣」の使い手、楚昭南を演じたドニー・イエンは、「とても重かった。たぶん7本の中で一番重いと思う。でも、ツイ・ハーク監督は完璧主義者で常にリアリズムを追求しているから、本物を使わなければ許してもらえない。しかも、それを振り回せって言うんだ。正確かつ要求されたスピードで剣をスウイングすることが、一番大変で、自分にとってのチャレンジだった」と語った。
 ドニー・イェンはまた、韓国ドラマ「イヴのすべて」で悪女ヨンミ役を演じて話題となったキム・ソヨンとラブシーンを演じ、韓国語のセリフに初挑戦。「キム・ソヨンとのラブシーンはどうだったか」という質問に対しては、「ラブシーンは初めてではないし、これからもっと情熱的なシーンを皆さんにお見せすることだってできる」と、余裕のコメント。しかし、韓国語で会話を交わすシーンについては、「韓国語のカンペを初めはキム・ソヨンの肩に貼ったけど目線が合わず、最終的にはキム・ソヨンの顔に貼ることになったんだ」と撮影秘話を明かした。
 『セブンソード』は、『英雄(邦題:ヒーロー)』、『十面埋伏(邦題:LOVERS)』に続いて、ワーナーエンターテイメントジャパンが贈る中国武侠大作の第3弾。第62回ベネチア国際映画祭ではオープニング上映を飾り、注目を集めた。(編集担当:伊藤亜美・恩田有紀)

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