●F4ヴァネスの魅力に迫る!ファンイベント潜入記 (2005/09/26)
(C)サーチナ&CNSPHOTO
「F4といえば?」と聞かれたら、「コミック『花より男子』の実写版ドラマ『流星花園』が台湾で大ヒットし、金持ちの御曹司でプレイボーイの4人組「F4」を演じた役者が、そのままのネーミングで歌手デビュー。台湾はもとより日本をはじめとするアジア各国で人気がある」程度のことを答えられるくらいです。そんな私が、9月21日に品川ステラボールで行われたF4の呉建豪(ヴァネス・ウー)の来日記者会見とファンイベントに潜入することになりました。
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記者会見は、台湾のヒットドラマ「求婚事務所」の日本でのテレビ放映が決定したことを記念して行われました。「求婚事務所」は、7組の恋人たちが愛に悩みながらも成長していくさまをオムニバス形式でつづったもので、ヴァネスは第1章「プリティウーマン」で、強迫神経症を持つ大企業の御曹司を主役で演じています。
報道陣の前に現れた彼は、ぺこっとお辞儀をしてから用意された椅子に座りました。留学時代に中国人の仕草をたくさん見てきた私には、彼のお辞儀がとても新鮮に思えました。「律儀な子だな」というのが彼に対する第一印象でした。そして、その口から発せられた言葉はとても流暢な英語だったのです。通訳も英語で行われました。中国語を話すだろうと思っていた私は意表をつかれ、「台湾アイドルはみんな英語を話せるのか」とまで考えてしまいました。後でF4を知り尽くす同僚から、彼がアメリカ育ちだと聞かされ納得しましたが。細身の長身で、繊細な印象を受けた彼でしたが、さすが台湾のトップアイドル。記者の質問に答える様子は堂々としていて場慣れしている感じでした。
夜はファンイベントです。2階のプレス席でスタンバイしていましたが、開演1時間前から、「豪」と書かれたうちわや、「ヴァネス」の字をかたどった電飾パネルなどを手にしたファンがぞろぞろと会場に姿を見せ始めました。10代後半から20代後半の女性が大半を占めていましたが、40−50代もちらほら見えました。スタッフから70代の女性もいたと聞きました。開園時間の7時ごろには会場は約1800人のファンでほぼ埋め尽くされ、熱気でむんむんしていました。日本でのF4の人気を目の当たりにしました。ファンのヴァネスに対する熱い思いはまさに圧巻です。
ステージにヴァネスが表れると、会場は割れんばかりの歓声に包まれました。ファンの興奮は絶好調。「ヴァネ!」と黄色い声をあげて、持ってきたうちわや、パネルを腕がちぎれんばかりに振りかざし、ヴァネスに自分の存在をアピールしていました。ヴァネスはそんなファンの声援に手を振って応えて、とてもうれしそうでした。そして、覚えてきた日本語を連発してファンを喜ばせていました。特に口にしたのは「はい、どうぞ」。日本のレストランに行って、いつも耳にする言葉だとか。店員の仕草を真似して「はい、どうぞ」を連発していました。留学時代、日本のドラマ好きの中国人の友達が、何かにつけて「どうぞ」と言っていたのを思い出しました。このイメージが強かったからなのか、ヴァネスという人は「すごくかっこいい」典型的なアイドルというより、親しみやすい、身近なアイドルといったイメージでファンに人気があるのではないかと私は感じました。
プレゼント抽選では、ヴァネス自身が抽選券を引き、会員番号を発表しました。ここでもヴァネスは日本語で会員番号を読み上げました。たまに分からなくてMCに小声で聞いている場面もありましたが。プレゼントは、サイン入りタンクトップ、サイン入りバンダナ、ポスターなど。ヴァネスは当選者にプレゼントを渡すとき、タンクトップを肩にかけたり、バンダナで顔を拭いたりと、お茶目な仕草もみせました。そして、ヴァネスの肌に触れたプレゼントをもらった当選者は至福の表情。会場のファンからは「いいなぁ〜」と羨望の声があがりました。また、台湾政府から特別に用意された「日本−台湾間往復チケット」の当選番号を読み上げたときには、「これは僕の番号だ。これでまた日本に帰ってこられるね」とセンスある冗談も。ファンと過ごすひとときをとても楽しんでいるようでした。
1時間弱のイベントが終わり、ヴァネスがステージのそでに下がると、約束のようにファンから熱い「アンコール」の嵐が湧き上がりました。MCが締めの言葉を言いかけたとき、彼が再びステージに現れました。「何をすればいい?」ととまどった様子でたずねる彼に、ファンから一斉に「ダンス、ダンス」のコール。ファンのリクエストに応えて、彼が即興でダンスを披露しました。その動きはとても軽快で、とても気持ちがよさそうで、取材でイベントに訪れた私も思わず見入ってしまいました。そして、彼の人気はダンスや歌の実力にあるのだと、最後の最後に分かったような気がしました。
メンバーの1人でこれだけファンが盛り上がるのですから、F4が勢ぞろいしたらどれだけの盛り上がりになるのでしょうか。メンバーの一人一人の魅力がわかったとき、F4がなぜアジアのファンをこれだけ魅了させているのかが、分かるのかも知れません。(レポート:松尾未羽)
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