●『アバウト・ラブ』:日中合作映画初の優秀対外合作映画賞(2005/08/31)
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東京、台北、上海を舞台に日本人と中国人のラブストーリーを描くオムニバス映画『アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)」が、8月28日に北京市の北京展覧館で開催された中国政府主催の映画賞、第11回「中国電影華表奨(華表賞)」の授賞式で、「優秀対外合拍片」部門賞(優秀対外合作映画賞)を受賞した。日本と中国が合作した劇場用映画作品としては、初めての華表賞受賞作品となる。
天津映画撮影所の任煥起・副社長によると、受賞理由は、国際性がある作品であること、映画を通じて、日中友好のメッセージが表現されていること、3人の監督による、東京・上海・台北というアジアの3つの都市を舞台にした3つの物語という斬新なコンセプトであること、テーマである「異文化コミュニケーション」の物語が秀逸であったことなどとされる。
その他、優秀監督賞には、東京国際映画祭でも昨年高い評価を受けた『可可西里(ココシリ)』の陸川(ルー・チュアン)監督が、最優秀主演女優賞は『十面埋伏(邦題:LOVERS)』の章子怡(チャン・ツィイー)と霍建起(フォ・ジェンチィ)監督の新作『情人結』の趙薇(ヴィッキー・チャオ)、市場開拓賞には張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『LOVERS』、最優秀作品賞には『ココシリ』『LOVERS』など10作品が選ばれた。
今年は、中国映画誕生100周年という節目の年にあたり、会場には、香港の映画界から、成龍(ジャッキー・チェン)、『英雄(邦題:ヒーロー)』『LOVERS』の張芸謀監督、女優の徐静蕾(シュー・ジンレイ)、俳優の劉Y(リウ・イエ)、夏雨(シア・ユイ)などが各賞のプレゼンテーターとして参加した。(編集担当:田村まどか)
(写真提供:ムービーアイ・エンタテインメント株式会社)
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