｢華流｣Xﾌｧｲﾙ､事件の発端は記者の手帳？

●｢華流｣Xﾌｧｲﾙ､事件の発端は記者の手帳？(2005/06/07)

　中華芸能界では､ｲﾝﾀｰﾈｯﾄのｳｪﾌﾞｻｲﾄ上に中華芸能人600人近くの携帯電話の番号や住所などが掲載されるという事件が起こり､番号が公表された芸能人に電話が殺到するという大騒動に発展している｡
　法制晩報は､大量の芸能人の情報の出所について､｢S.H.Eのｲﾍﾞﾝﾄに出席するため北京市を訪れた華商晨報の記者が､朝陽区の女人街付近で取材かばんを紛失｡このかばんの中には､現金1600元と芸能人の連絡先が書かれた手帳が入っていた｣｢その2日後､ｳｪﾌﾞｻｲﾄ上に電話番号が掲載された｣｢記者は､『多くの芸能人の方々に多大な迷惑をかけてしまった｡でも､まさかｳｪﾌﾞｻｲﾄに電話番号が掲載されるとは思ってもいなかった｡憤りを感じる』と事件を振り返った｣などと､記者がｲﾝﾀﾋﾞｭｰに応えたとされる内容を伝えた｡
　それに対して､華商晨報は声明を発表｡その中で､｢記者の発言で一部に間違いがある｣｢記者が取材中に手帳と財布をなくしたのは事実だが､ｳｪﾌﾞｻｲﾄ上に電話番号が掲載されたこととは何の関係もない｡手帳には数人の芸能人の電話番号しか書かれていなかった｣｢記者がかばんをなくしたのは､5月29日午後だが､27日にはﾈｯﾄ上に電話番号が流れていた｣｢記者もこの事件の被害者だ｡このような記事が掲載されたことは大変遺憾だ｣などと述べている｡
　中華芸能人の中には､ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰが侵害されたとして､携帯電話の番号を即刻変更する人も多い中､香港の人気ｽﾀｰ､梁詠〓(ｼﾞｼﾞ･ﾘｮﾝ)は､｢私は変えません｡芸能人にﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰなんてないんですよ｣と､勇気あるｺﾒﾝﾄを発表している｡(〓は王偏に其)(編集担当:田村まどか)

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