●コン・リー:手で戯れる衝撃シーンも「平気でした」 (2005/05/19)
東京、大阪などでもすでに公開され、話題を呼んでいるオムニバス映画『eros(邦題:愛の神、エロス、中国語題:愛神)』。香港映画の旗手、王家衛(ウォン・カーワイ)監督のほか、『セックスと嘘とビデオテープ』のスティーブン・ソダーバーグ監督、『情事』のミケランジェロ・アントニオーニ監督が参加し、3本の官能的な愛の物語を繰り広げている作品だ。
王監督は主演に中国の大女優、鞏俐(コン・リー)と台湾の個性派俳優、張震(チャン・チェン)を迎え、『The Hand(邦題:若き仕立て屋の恋)』を撮影した。
作品の中で、60年代の香港に生きる高級娼婦を演じたコン・リーは、香港メディアのインタビューに応じ、王監督について、「とても厳しくて、求めるレベルが高い人」と表現。「彼独特の作風のために、すべてのチャンスを見逃さず、俳優一人ひとりの個性を理解してその長所から短所まで充分に表現させてくれる」と褒め称えた。
台本がなく、監督の意向次第で進み具合が違ってくるという撮影方法については、「とてもいい訓練になりました。忍耐力がついたみたい」と語っている。
チャン・チェンが病で寝込んだコン・リーの部屋を訪れ、手だけで愛されるシーンについて、チャン・チェン自身は別の場で、「撮影の時には気持ちが入っていたから気が付かなかったけど、後で気付いたらかなり痛かった!」と話していたとか。
コン・リーはこれに対して「私は平気でしたよ(笑) こういう演技にはもう慣れているし。役者としてはできて当然のことですから」とコメント。大女優ぶりを見せつけた。
チャン・チェンについては、「感性の人で、感じさせてくれるものが多かった。また映画で共演したいですね」と話していた。(編集担当:恩田有紀)
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