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　香港を代表するﾀﾞﾝｽｶﾝﾊﾟﾆｰの香港舞踏団は､人気歌手の郭富城(ｱｰﾛﾝ･ｸｫｯｸ)を､年末に再演予定のﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ『覇王･別姫』の覇王役に招きたい考えだ｡6日付で中国新聞社が伝えた｡
　『覇王･別姫』は漢の高祖と楚の項羽の対決に題材をとった作品で､もともとは京劇をﾍﾞｰｽにしたﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ｡もちろん､ｱｰﾛﾝ･ｸｫｯｸにｵﾌｧｰしたのは悲劇のﾋｰﾛｰ項羽役で､作品全体を｢ﾎﾟｯﾌﾟｽ版｣にｱﾚﾝｼﾞする予定だという｡
　このｵﾌｧｰは､舞踏団の芸術総監督が昨年末にｱｰﾛﾝ･ｸｫｯｸのｺﾝｻｰﾄを見て､彼の歌とﾀﾞﾝｽにすっかりほれ込んだことに始まっている｡
　しかし､当のｱｰﾛﾝ･ｸｫｯｸは｢香港舞踏団の公演は好きだし､とても興味があるけど､全部京劇風だからなぁ…｡ﾎﾟｯﾌﾟｽ版にｱﾚﾝｼﾞしてくれるとは言うけど､もうちょっと研究してから考えます｣と歯切れが悪い｡
　最近､張国栄(ﾚｽﾘｰ･ﾁｬﾝ)の逝去2周年を記念して上演された映画『覇王別姫(邦題:さらば､わが愛〜覇王別姫)』を観たというｱｰﾛﾝ･ｸｫｯｸ｡ﾚｽﾘｰ･ﾁｬﾝが劇中で演じた虞姫の演技のすばらしさを改めて感じて､自分にもできるかどうか､まだ判断しかねている様子だ｡(編集担当:恩田有紀)

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